当所は,アスパラガスの茎葉が枯れる12月に,集落法人を対象に貯蔵養分の調査を行いました。
アスパラガスは,地上部に蓄えた養分を,秋から冬にかけ,地下部(主に貯蔵根)に移動させ,翌春暖かくなると,その養分を使い,萌芽を始めます。
貯蔵養分量を推定できる貯蔵根の糖度を測定し,翌春の収量予測やハウス内の保温開始時期,立茎管理の目安とします。
今年は秋の気温が高く,作られた養分が茎葉を保つために使われ,貯蔵に回らないことが心配されました。
夏の防除回数を増やし,茎葉の病害虫被害を受けなかった(農)はいづかは,昨年比150%の養分が蓄えられていることがわかり,来春の収量増が期待できます。
(北部農業技術指導所)
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