5月31日,尾道市瀬戸田町で獣害対策研修会を行い,かんきつ生産者及び関係者など約30人が参加しました。この研修会は,近年横ばい傾向にある被害額の更なる軽減に向けて広島県が実施したもので,県の鳥獣被害対策スペシャリストの井上雅央(いのうえまさてる)さんから指導を受けました。
午前中は基礎研修として,獣が悪いのではなく,獣を餌付けした自分が悪いのだと自覚すること,勉強することで効果の上がる対策を実施できること,集落全体で取り組むことで成果が上がりやすいこと,などを学びました。また,午後からは,ひそみ場所の見つけ方や電気柵の設置の実習を行いました。
参加した農家からは,「勉強せずに設置したフェンスがイノシシの餌付けに繋がっているとは思わなかった。」,「イノシシは山から下りて来てみかんを食べていると思っていたが,みかん園のすぐ横に住んでいたとは!」と驚きの声があがっていました。
(東部農業技術指導所)
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