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【8/下~9/下】長雨・日照不足に伴う農作物等の被害軽減対策

印刷用ページを表示する掲載日2020年7月1日

作 目

対 策

水稲

1 天候が回復次第,すぐに収穫できるよう排水対策を行うこと。

2 籾は高水分となっているため,コンバイン収穫時に損傷粒等の発生がないよう,コンバインの走行速度を落としたり,こぎ胴回転数を調整すること。

3 収穫は降雨の合間をぬって行うが,乾燥能力に見合った収穫と収穫後は速やかに乾燥作業へと移り,品質低下を防止すること。

4 乾燥作業は通風乾燥から始め,徐々に加温し殻温が40℃以下で乾燥作業を実施すること。特に、急激な乾燥は胴割れ等品質低下や食味低下の危険性が大きいので行わないこと。

5 倒伏,穂発芽したものは分別して収穫・乾燥を行い,品質低下を防ぐこと。

6 トビイロウンカについては,基幹防除を徹底するとともに,ほ場の観察を定期的に行い,病害虫発生予察情報予報第8号及び技術情報第4号を参照し防除を実施すること。

大豆

1 圃場の排水に努めること。

2 病害が発生しやすいため,必要に応じて防除すること。

施設園芸

(野菜・花き)

1 施設周りの排水を徹底し,内部への水の侵入を防ぐこと。

2 昼間は十分に換気し,過湿にならないよう通風をよくすること。寡日照が続く中での晴天は急激な環境変化による葉やけなどを起こしやすいので注意すること。

3 適切な薬剤散布により病害発生を防ぐこと。 

野菜

(露地)

1 圃場の排水に努めること。

2 病害が多発しやすいので,防除を徹底すること。

3 必要に応じて葉面散布を行い,草勢の回復に努めること。また,肥料が流亡した場合は,草勢を見ながら早めの追肥を行うこと。

果樹

1 園地の排水に努めること。

2 耕土が流亡し,根が露出している場合は,客土により覆土すること。

3 病害の多発が懸念されるため,薬剤散布を行い予防に努めること。

4 収穫は,果肉先熟に注意し,採り遅れないようにすること。

花き

1 圃場の排水に努めること。

2 肥料の流亡が予想される場合は,葉色を見ながら追肥すること。

3 病害の多発が懸念されるため,薬剤散布を行うこと。

畜産

1 畜舎の周りや運動場の排水対策に努めること。

2 畜舎内の通風と換気に努め,敷料は早めに交換すること。

3 飼料作物の栽培圃場の排水に努めること。

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