4月22日に東城町で,また23日には高野町において,花粉を溶かした溶液を農業用ドローンで散布する人工授粉の試験を行い,市内のリンゴ経営体約30人が見守る中,10a当たり15分という短時間で作業を終えることができました。
現在主流であるミツバチやマメコバチによる虫媒授粉では,虫の活動が気温などの天候に左右されるため,結実が安定せず,収量に影響を及ぼすという問題点があります。
ドローンの人工授粉に実用性があれば,天候の影響が少なく短時間に授粉が可能で,結実率が高まり収量が安定することにつながります。
今後は人工授粉後の結実状況を確認しながら,適切な花粉溶液の濃度や導入費用などの検証を行い,実用性を評価していく予定です。
(北部農業技術指導所)
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