1月6日と7日に,三次地域のアスパラガスの貯蔵根の糖度調査を行いました。
アスパラガスは,前年の夏から秋に光合成で作った養分を根に貯蔵し,翌年の春芽の萌芽に使います。冬の根の糖度と貯蔵した養分には相関関係があり,根の糖度を調査すれば,春の収量の多寡や立茎開始時期の目安の一つとすることができます。
今年は,前年と比較して全体的に糖度が低くなりました。8~9月に日照が少なかったことや,10月の気温が高くなかなか萌芽が止まらなかったことが影響したと考えられます。
この結果を踏まえ,1年を通して健全な生育ができるよう,ハウスの保温開始時期や春芽の収穫期間を検討していきます。
(北部農業技術指導所)
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