東広島市豊栄町の(有)トムミルクファームでは、ひろしま型スマート農業実証プロジェクトとして、今年度から令和7年度まで、「酪農経営における生乳生産量の向上と効率的な和牛繁殖管理技術の確立」をテーマとし、全データを一元管理することにより、快適な飼養環境の創出による乳量の増加など、経営改善を図る技術の構築をめざしています。
6月21日、搾乳牛舎の暑熱対策を講じるために、新たに設置した換気扇の風速を、関係機関(畜産技術センター、西部農業技術指導所、西部畜産事務所、国立広島大学)が、床から3段階(50cm、90cm、130cm)の高さ別に測定しました。
また、換気扇と連動する、細霧装置の動作確認も行いました。
今後、各種データを蓄積・分析し、実証結果を検証しながら、換気扇と細霧装置の自動制御技術が確立されることで、温暖化が進む中でも、夏場の乳牛の生産性向上につながることが期待されています。
(西部農業技術指導所)
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