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乳牛の食べたい気持ちを考える(東広島市)

印刷用ページを表示する掲載日2024年6月5日

                   採食調査風景          粒度分布調査

                                【採食行動調査の様子】                              【飼料の物理性調査の様子】

 東広島市豊栄町の(有)トムミルクファームでは、ひろしま型スマート農業実証プロジェクトとして、昨年度から令和7年度まで、「酪農経営における生乳生産量の向上と効率的な和牛繁殖管理技術の確立」をテーマ​とし、全データを一元管理することにより、快適な飼養環境の創出による乳量の増加など、経営改善を図る技術の構築​をめざしています。

 今年度は、エサ寄せロボットを導入し、夏場であっても十分乳牛がエサを食べたくなる環境づくりに取り組んでいます。

 5月24日に、エサ寄せロボット導入前の採食状況を把握するため、関係機関(西部農業技術指導所、西部畜産事務所及び国立広島大学)が、飼槽の手前から10cm間隔の16段階(0cmから150cm)でエサの高さを1時間間隔で8時間調査しました。

 今後、エサ寄せロボット導入後に、夏場の採食データを把握するため、この調査を4回程度実施する計画です。

 昨年の換気扇と細霧装置の導入に続き、夏場の乳牛の生産性向上につながるよう引き続き実証を支援していきます。

 

(西部農業技術指導所)

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