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気象変動の適応技術として農業用ドローンによる追肥作業を実施(三次市)

印刷用ページを表示する掲載日2024年8月28日

                    ドローン1          ドローン2

                      【散布パラメーターの設定を確認中】                    【粒剤散布装置に穂肥を充填】

 8月8日、三次市君田町の(同)安田農産が、酒造好適米「山田錦」現地実証ほ、(3筆、計87a)で、農業用ドローンによる穂肥の追肥作業を行いました。(同)安田農産は2年前からドローンを用いた穂肥施用に取り組んでおり、昨年度3.8ha、今年度は12.6haで実施しています。

 (同)安田農産ではドローン導入を機に、施肥を速効性肥料の基肥+穂肥の分施体系とすることで、気象状況と生育に合わせて穂肥の施用量を調節しています。

 ドローンを用いて穂肥施用のほ場間連続作業を行うとともに、比較のために従来の動力散粒機での作業を実施しました。今後、作業に要した時間を解析する予定です。安田剛代表社員は「窒素成分40%の穂肥は、かさが小さく使い勝手が良い。今回は窒素施用量の判断が栽植密度、草丈、幼穂長、葉色としっかり適合して、手応えを感じた。」と感想を述べていました。指導所は現地実証ほを通じて、水稲大規模経営体の収量増加と安定化を支援しています。

 

(北部農業技術指導所)

 

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