「令和６年度インターンシップイベント事前準備等業務」公募型プロポーザルの実施について

　本県では、20～24歳の就職を理由とした転出超過が社会減の最大の要因であることから、新規学卒者の大学卒業後の県内企業への就職を促進することを目的として、広島県内就職までの意識・行動のステップアップモデル図【別紙１参照】を設定し、大学低学年次生の早期段階から、学生が県内企業の仕事や広島のライフスタイルの魅力に触れる機会を提供し、地元就職促進及び広島県へのUIJターン志向を高めるための取組を行っている。
　本業務では、大学低学年次から授業等で広島の産業の強みや暮らしの魅力、県内企業・業界の仕事内容や社会で活かされている大学の学び等を、人事採用担当者や「ひろしま就活サポーター」（以下「サポーター」という。）【別紙２参照】として県が任命した20歳代の社員等が講師として登壇する取組などを通じて、県内就職に興味・関心が高まった学生にインターンシップを促進し、就職先として比較検討される機会を提供することにより、県内就職に誘導するためのインターンシップイベントを４月に実施する（検討中）にあたり、その参加企業社員や参加学生等の支援を含めた事前準備を行うものである。
　近年の就職活動の早期化に伴い、インターンシップ等のスケジュールも前倒し傾向にあり、大学や民間ナビサイトが実施するインターンシップ誘導のための合同企業説明会が５月中旬頃に開始され、６月には多くの企業のエントリー・応募が開始されることから、それよりも早いタイミングでインターンシップ先の選択肢を拡げる機会となるよう、大学卒業生等の先輩など属性の近いサポーターと出会い、交流することで「先輩の仕事を見に行ってみよう」というインターンシップ参加動機が生まれることを期待し、４月にイベントを実施することを検討している。
　この場合、イベント参加企業社員はサポーターであり、自身の仕事内容や働き方、広島での暮らしの魅力を学生に伝えることで、参加学生が「先輩の仕事を見に行きたい」というインターンシップ参加動機につながることを意図したい。
　なお、インターンシップの実施に当たっては、経営団体、労働団体、大学等及び行政機関等が参画する広島県インターンシップ促進協議会（以下「協議会」という。）【別紙３参照】を設置しているため、主なイベント参加学生は、協議会に参画する県内大学の３年生を想定しており、県外の就職支援協定締結校や広島出身者の多い近隣県の大学なども幅広く集客する考えである。
　イベント参加後には、学生は県の就活スターティングサイト「Go!ひろしま」等を使い、６～７月頃に県内企業へ応募し、選考、参加決定を受け、８～９月にインターンシップ等に参加することとなる予定である。