性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり
重大な悪影響を及ぼすものであることから、その根絶に向けた取組や被害者支援を強化して
いく必要があります。
児童買春,児童ポルノの製造等,児童に性的な被害を与える犯罪行為や,児童の性に着
目した形態の営業に関連して行われる違法行為をいいます。
・ 性犯罪・性暴力は、被害者の人としての尊厳を傷付け、心身に深刻な影響を与え、
その後の生活にも甚大な影響を与えることが多いこと。レイプ被害者の半数程度が
PTSDの症状を抱えるとも言われており、日常生活に深刻な影響を及ぼすこと。
・ 被害者が勇気を出して相談しても、二次的被害が生じ、被害を誰にも話さなくな
り、社会が被害の深刻さに気付かず、無知、誤解、偏見がそのまま温存されると
いった悪循環に陥っている場合があること。
・ 加害者の7~8割が顔見知りであるとの調査結果もあり、特に子供は、親、祖
父母やきょうだい等の親族や、教師・コーチ、施設職員等、自分の生活を支えて
いる人や友好的だと思っている人からの被害を受けることや、被害が継続するこ
とも多いところ、このような相手からの被害や、継続的な性被害を受けている最
中である場合には、被害を他人には言えない状況があること。
・ 同じ加害者による類似の性犯罪・性暴力事案が何度も繰り返される例が少なく
ないこと。
・ 障害者が被害を受けることが多い一方で、被害が潜在化しやすいという指摘が
あること。
・ 男性やセクシュアルマイノリティが被害に遭った場合、被害を申告しにくい状
況があること。
※「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」令和2年6月11日性犯罪・性暴力対策強化の
ための関係府省会議より(内閣府男女共同参画局ホームページへのリンク)
性犯罪・性暴力を根絶していくためには,加害者にならない,被害者にならない,
傍観者にならないための教育と啓発を行っていくことが必要です。
少年対策課では,関係機関と協力し,子供の性被害を未然に防止するための予防
教育などの取組を進めています。
4月は進学・就職等に伴い,若年層の生活環境が大きく変わり,被害に遭うリス
クが高まる時期です。
このため,当月間中,いわゆる「Jkビジネス」等の若年層に対する性犯罪・性
暴力の問題に関して,関係機関が一体となって各種取組を集中的に実施しています。
・ 内閣府男女共同参画局ホームページへのリンク若年層の性暴力被害予防月間
各リンク先へ移動します。
・ 文部科学省ホームページへのリンク 「生命(いのち)の安全教育」教材資料
・ 電話や面接,メールなどにより,少年に関する相談をお受けしています。