だめだめ。薬物が、どんなに恐ろしいものか本当に分かっていますか?正しい薬物の知識をもって、薬物は「絶対、だめ!」という強い意志を持ちましょう。
答えは「No!」。どの薬物も非常に依存性が高く、一度でも使うとやめられなくなります。自分をコントロールすることができなくなるわけですから、「一回くらい」と簡単に使っては絶対にいけません。
絶対にそんなことはありません。ダイエットに効くどころか心も体もボロボロになってしまいます。
名前は違うけど、同じもの!呼び名でごまかしているだけで覚せい剤は覚せい剤。本来、乱用される薬物で安全なものはありません。どんな呼び名であっても、どれも心や体をむしばみます。すすめられても絶対に断ること。
非常に恐いもの。甘い言葉に騙されないで!大麻(マリファナ)には、依存性薬物が多く含まれていてやめられなくなります。そして、記憶障害が起こったり、自分を失ってしまうこともある恐い薬物。また、薬の作用で、死ぬこともあります。
シンナーを吸うと頭がクラクラし、ひどいと立つこともできなくなるし、死んでしまうことさえあります。シンナーは脂肪を溶かす働きが強く、特に、脳や神経はシンナーの害を受けやすいため細胞が死んでいき、正常な働きができなくなります。
薬物による幻覚や妄想で、凶悪事件を起こし、人を傷つけてしまうこともあります。薬物乱用者による殺人、傷害などの凶悪事件や交通死亡事故などまわりの人を巻き込んだ事件が発生しています。また、薬物を買う金欲しさに盗みをすることもあり、決して本人だけの問題ではありません。
それに、薬物乱用をすることで、家族、友人を不幸にします。
薬物乱用による依存症から立ち直るのは非常に困難です。また、薬物の乱用をやめても、後遺症に悩まされます。薬物の誘惑と一生たたかい続けなければなりません。というのも、薬物をやめても、脳には薬物の記憶が残っていて、飲酒やストレスなどの刺激でも突然、幻覚、妄想などの薬物精神病が再発することがあります。これをフラッシュバックといいます。
薬物から身を守るためには、「絶対にやらない」という強い気持ちを持つことが最も大切!☆薬物をすすめられた時や、薬物を乱用している友達のことなど一人で悩まず保護者や先生、警察に相談しましょう。危険な場所・場面には近づかない、危険を感じたら立ち去ることが大切です。
薬物乱用で警察に補導された少年から、「先輩、友達に誘われて・・・」という話もよく聞きます。知り合いだとなおさら、きっぱりと断りにくいかもしれませんが、自分の将来のため。1回くらい付き合っても大丈夫かも・・・なんてダメ。断る勇気を持ちましょう。
広島県でも、平成21年中、覚せい剤やシンナーなどの乱用で警察に補導された少年は11人。身近に迫っている問題です。広島県では、薬物を乱用するきっかけは、先輩や、友達に誘われる場合が多いようですが、出会い系サイトで知り合った人に覚せい剤をすすめられたり、暴走族に声をかけられてシンナーをすすめられることもあります。
だめなことはだめ。はっきり断ることは勇気がいることです。自分を大切にするために断る勇気が大切です。
家族・学校の先生、職場の人、地域の大人、警察など、みんなお周りにはたくさんの大人がいます。ネット世界ではなく、必ず顔の見える、信頼できる大人に相談しよう。
「こんなことができる」「こんなことが好きだったんだ」というプラスの自分を見つけましょう。その中で、夢や夢中になれる楽しみがみつかるはず。「自分の好きなとこ」1つでも言えるように。