アルゼンチンアリ対策広域行政協議会(構成員:広島県,廿日市市,大竹市,広島市,府中町,山口県,岩国市,柳井市,宇部市,光市)は連携し,アルゼンチンアリ対策を進めています。
アルゼンチンアリは,南米原産のアリで,人間の交易に附随し,ここ100年ほどの間に世界中に広がった侵略的外来生物です。
国内では,平成5年に広島県廿日市市で初めて確認され,その後,中国地方では,広島市,岩国市,大竹市,柳井市,府中町,呉市,宇部市,光市(平成21年5月末現在)への生息域の拡大が確認されています。
繁殖力が非常に強く,屋内へ侵入し,食品に群がったり,布団の中に入り込んで安眠を妨害するなど,不快害虫としての被害の外,在来アリを駆逐するなど生態系への影響が心配されています。
平成17年3月 |
外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)の施行 |
平成18年3月 |
アルゼンチンアリ対策広域行政協議会設立 |
平成18年7月から11月 |
協議会がアルゼンチンアリ分布調査及び被害実態調査を実施 |
平成18年8月 | 協議会から環境省へアルゼンチンアリの防除対策等について要望 |
平成19年10月から11月 | 協議会がアルゼンチンアリ防除試験を実施(廿日市市,岩国市) |
平成20年4月 | 環境省の「生物多様性保全推進支援事業」が創設され,外来生物対策も盛り込まれる。 |
平成20年7月 | 協議会に大竹市,柳井市が加入 |
平成20年7月 | 協議会が「生物多様性保全推進支援事業」の採択を受け,アルゼンチンアリの一斉モデル防除等を実施 |
平成20年10月 | 協議会が秋のモデル防除を実施(廿日市市,大竹市,岩国市,柳井市) |
平成21年3月 | 協議会がアルゼンチンアリの防除についてパンフレットを作成 |
平成21年4月 | 協議会に宇部市が加入 |
平成21年5月から6月 | 協議会が春のモデル防除を実施(廿日市市,大竹市,岩国市,柳井市) |
平成21年10月 | 協議会が秋のモデル防除を実施(廿日市市,大竹市,岩国市) |
平成22年3月 | 宇部市が協議会を脱退 |
平成22年3月 | 協議会がアルゼンチンアリの防除についてパンフレットを作成 |
平成22年7月から10月 | 協議会がモデル防除を実施(廿日市市,大竹市,岩国市,柳井市) |
平成23年3月 | 協議会が自治会向け「アルゼンチンアリ一斉防除マニュアル」を作成 |
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