広島県では,Teamがん対策ひろしま登録企業と共に,「がん治療と仕事の両立支援」に取り組んでいます。
この度,登録企業の取組を更に後押しするために,国(厚生労働省)の「治療と仕事の両立支援助成金」を活用した取組の推進を主なテーマとするオンラインセミナーを開催しましたので,その様子をご報告します。
令和3年7月13日(火曜日) 14時~15時
Zoomウェビナーを使用してオンラインで実施
Teamがん対策ひろしま登録企業の代表者,人事労務担当者 など
▲「治療と仕事の両立支援助成金」のチラシ
今回のセミナーは,「治療と仕事の両立支援助成金」を活用した取組の推進を主なテーマとしました。
この助成金は,社員ががんなどになった場合に備える環境整備コース,実際に両立支援を実践する制度活用コースの2コースがあり,今現在がんになった社員の方がいない企業も含め,状況に応じてご活用いただけます。
セミナーでは,まず始めに広島県のがんの現状を説明し,両立支援の必要性を理解していただいたうえで,講師の方から助成金を申請する際のポイントや,両立支援の実践例を講義いただき,会社の状況に応じてどんな取り組みができるか,一つでも多くヒントを見つけていただき,それを基に社内でしっかり検討,そして実践していただく事を目指しました。
▲セミナー配信中の様子
特に就労世代に関するデータを中心に,広島県を取り巻くがんの現状や,Teamがん対策ひろしまの取組をご紹介しました。説明に使用した資料のPDFを掲載するとともに,広島がんネットにも「治療と仕事の両立支援」については詳しく掲載していますのでご覧ください。
令和3年度の制度内容について解説を行うとともに,申請に向けた取組のポイントや,実際の申請にあたっての留意事項等について解説いただきました。
社員の方ががんになったときに備えて,社内にどのような環境や制度を整えることが必要なのか,事例を踏まえて解説いただきました。
がんになった社員の方が今現在いない場合でも,今日から始めることができる取組があります。県も,今回のようなセミナーや取組に活用できる啓発グッズの無償提供などを通じて,登録企業における取組を後押しさせていただきますので,がん治療と仕事の両立支援の推進に共に取り組みましょう!
また,広島産業保健総合支援センターでは,次のような業務を行っておられます。
今回セミナーで取り上げた「治療と仕事の両立支援助成金」に関することを始め,様々な形で企業における治療と仕事の両立支援をサポートしてもらえますので,両立支援の体制整備の進め方や,実際にがん等になった社員の方への支援の実践で分からないことやお困りごとなどがあれば,ぜひご活用ください。
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