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この夏の過ごし方~官学連携研究事業結果を踏まえて~【R3.7.15会見】

印刷用ページを表示する掲載日2021年7月16日

新型コロナウイルス感染症に関する官学連携による検査研究体制構築事業の成果と、成果を踏まえた今後の対策に係る記者会見を令和3年7月15日に行いました。
 
説明者は、広島大学理事・副学長の田中純子教授と湯埼知事です。
最初に田中教授に「新型コロナウイルス感染に関する広島県での疫学調査からみえること」と題して説明をいただきました。

資料はこちら⇒新型コロナウイルス感染に関する広島県での疫学調査からみえること (PDFファイル)(5.6MB)

田中先生から発表いただいた官学連携研究事業の成果も踏まえ、7月22日からの4連休や、夏休みシーズンなどの過ごし方についてお伝えします。

会見スライドはこちら この夏の過ごし方~官学連携研究事業結果を踏まえて~ (PDFファイル)(1.73MB)

この夏の過ごし方~官学連携研究事業結果を踏まえて~(令和3年7月15日)

報道機関との質疑応答

知事発言内容 (PDFファイル)(101KB)

感染状況県民の皆様への要請
広島コロナおしらせQR(プレゼントキャンペーン)
今夏の対策ワクチン接種積極的なPCR検査 (1.帰省予定者へのPCR検査キット事前送付|2.駅・空港での検査体制強化|3.サービスエリアでの検査体制構築)|連休・夏休み・お盆のお願い
感染状況に応じた対応の明確化早期対策による早期収束自分や周りを守るために正しい情報を

大都市では感染再拡大傾向

皆様ご存知のとおり、東京都においては緊急事態宣言が発出されています。
また、大阪府においてもここ2週間は新規報告数が増加傾向を示しています。

大都市では感染再拡大傾向

さらに、6月から7月にかけて、これら地域との往来が活発化してきています。
過去の感染拡大においては、感染拡大地域との往来の活発化により、県内でも感染拡大するという現象が見られています。

先ほどの田中先生の発表にもありましたが、このことは、ウイルスゲノム解析の結果からも強く支持されていると考えます。

ですから、今、この時期は県外往来に最大限の注意が必要です。

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県民の皆様への要請

県外からの感染流入を非常に警戒しているところですが、その前に県内で感染拡大が起きては元も子もありません。
県内での感染拡大防止対策の徹底が必要です。

感染を再拡大させないために皆様へのお願いです。

  • 同居家族以外と食事やお茶をするときは、お店については、物理的対策をしている店を選んでください。
  • 家での食事会や、外でバーベキューをする時などもお店と同様に、物理的な感染対策を徹底して下さい。
  • マスクを外す飲食の場面は特にリスクが高いため、継続して、十分に気を付ける必要があります。

県民への要請

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広島コロナお知らせQRの利用【プレゼントキャンペーン】

飲食店を利用する際には、広島コロナお知らせQRを活用してください。
来店のたびに、読み取りを行うことが必要です。

飲食店に限らず、イベント会場等でも設置が進んでいますので、お出かけ先でこのマークを見かけましたら、読み取りをお願いします。

また、明日、7月16日からはプレゼントキャンペーンを実施します。

期間中にQRコードを読み取ってくださった方の中から60名に、県内企業様からいただいたプレゼントをお送りします。

 詳しくはこちら⇒広島コロナお知らせQR

今回は、センナリ株式会社様、株式会社三次ワイナリー様、ヤマトフーズ株式会社様、湧永製薬株式会社様、株式会社広島東洋カープ様からそれぞれプレゼントの提供をいただいています。

ただ我慢をすることによる感染拡大防止対策ではなく、楽しんで良いところは楽しみながら対策を行っていきましょう。

お知らせQR【プレゼントキャンペーン】

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この夏は最大の山場

この先、7月の4連休、夏休み、お盆など、人の行き来や交流が活発になるシーズンを迎えます。

この夏は最大の山場です。

ワクチン接種が進んでおり、秋から冬にかけては、これまでとは少し景色が変わってくるかと思います。

しかし、この夏は、これまで通りの対策を徹底しなければ、大きな感染につながるおそれがあります

この夏は最大の山場

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感染拡大防止対策:ワクチン接種

先ほど田中先生もおっしゃっていましたが、感染拡大を防ぐには、ワクチンが有効な手段となります。

県としても円滑な接種促進に向け、全力で取り組んでいます。

ワクチン接種のスケジュールについては、6月末に医療従事者への接種が完了し、現在、高齢者への接種が7月中に完了するよう接種を進めているところです。

感染拡大防止対策:ワクチン接種

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ワクチン接種のスケジュール

高齢者への接種が終わり次第、64歳以下の方向けの接種が始まります。

県としては、集団免疫の獲得を目指し、ワクチン接種が円滑に進んでいくように市町による接種や職域接種の支援等を行っていきます。

これまでの接種実績と国からのワクチンの供給予定等を踏まえると、接種が十分に進んだと言えるような状態になるのは10月下旬頃と見込んでいます

このように、昨年春にこの感染症が流行を始めた当時よりは、明るい見通しを、皆様と共有することができるようになりました。

しかし、ワクチン接種が進んでも、基本的な感染対策が必要なことは、これまでも繰り返し説明してきました。

今一度、基本的な感染対策の徹底について意識してください

ワクチン接種のスケジュール 接種完了

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前回の感染拡大と今回の感染拡大の比較

実際に、前回の感染拡大と今回の感染拡大では、医療機関等における感染の拡大状況に差が見られました

この差が全てワクチンによるものとは断定できませんが、今回の感染拡大に先立って医療従事者へのワクチン接種が進んでいたことを考慮すると、一定の効果があったのではないかと考えます。

一方で、感染のボリュームそのものは前回よりも大きくなっています。

このことから、今後ワクチン接種が進んでいくことで、例えば高齢者の感染が減っていくという部分的な状況の改善は見られるでしょうが、感染自体が低い水準になるまでにはまだ時間がかかると考えています。

繰り返しになりますが、ワクチンが広く行き渡るまでの間は、現在の感染対策の継続が不可欠となります。

前回の感染拡大と今回の感染拡大の比較

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感染拡大防止対策:積極的なPCR検査

感染拡大防止対策としては、このほかにも従来より実施してきたPCR戦略の継続が挙げられます。

県外からの感染持ち込みに備え、PCR検査体制を構築・強化します。

具体的には、3本柱として

  • 帰省予定者へのPCR検査キットの事前送付
  • 広島駅・広島空港における検査体制の強化
  • サービスエリアにおける検査体制構築    を予定しています。

感染防止対策として積極的なPCR検査

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1.帰省予定者へのPCR検査キット事前送付

まず、帰省予定者へのPCR検査キット事前送付の取組の概要です。
8月から開始します。

  • 目的(機能):夏休み、お盆等に、やむを得ない理由で県外から帰省を予定している者に対して事前に検査を実施することにより、家庭内への感染拡大を防止する。
  • 実施期間:令和3年8月1日(日)予約開始予定~8月31日(火)
  • 検査対象者:県外からの帰省を予定している者(無症状者)
  • 検査方法:唾液によるPCR検査(検査料:無料)
  • 実施方法:
    (1)メディア、SNS等により、県内の家族等に対し、帰省予定者への検査について周知する。
    (2)申込フォームに入力→帰省を予定している県外者宅へ検査キットを送付→自宅で検体採取→検体を郵送→検査→結果を報告

帰省予定者へのPCR検査キット事前送付

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2.駅・空港での検査体制強化

次に、広島駅・広島空港における検査体制強化です。

これまでも、広島駅においてPCR検査スポットを設置することがありましたが、今回は、それら取組を強化し、広島空港においても検査スポットを設置します。

こちらは7月20日から開始します。

  • 目的(機能):県内外の方で、公共交通機関を利用され、やむ得ない事情により、帰省等を予定されている方
    (1)新たに空港内にPCRセンターの臨時スポットを設置する。
    (2)これまでの広島駅北口ペデストリアンデッキを活用する。
  • 協力機関(順不同):広島国際空港株式会社・JR広島駅
  • 実施期間:令和3年7月20日(火)~8月31日(火)
  • 検査対象者:空港または駅を経由して来広するPCR検査の希望者
  • 検査料:無料
  • 受検方法:
    ・検査キットの配布のみ。検体回収場所(県内のPCRセンター等)を指定してもらう。
    ・ウェブ予約のQRコードを渡し予約を促す。

駅・空港での検査体制強化

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3.サービスエリアでの検査体制構築

最後に、サービスエリアでの検査体制構築です。
7月20日から開始します。

  • 目的(機能):連休、夏休み、お盆等の人流増加時に、車両を利用して県内外の方でやむ得ない事情により帰省等を予定され、県内で下車される方
  • 実施場所:山陽自動車道(小谷サービスエリア 下り側)
  • 実施期間:令和3年7月20日(火)~8月31日(火)
  • 検査対象者:県内で下車する旅行者、出張者及び帰省者(無症状者)
  • 検査方法:唾液によるPCR検査(検査料:無料)ウォークイン方式
  • 受検方法:サービスエリアにPCR採取会場を設置し、その場で検体を採取する

これらの取組により、県外からの感染の持ち込みを最大限防ぎたいと考えています。

サービスエリアでの検査体制構築

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7月の連休、夏休み、お盆は

県外由来の感染拡大に最大限警戒しており、PCR検査での抑え込みも計画しているところです。

しかし、本当に重要で効果があるのは皆様の行動だと考えています。

7月の22日から25日の4連休や夏休みについては、感染拡大地域には行かないでください、呼ばないでください

広島では感染が収まって、久々に会える、と楽しみにしておられる中、 寂しいお願いをしてしまいます。

しかしどうか、ご理解をお願いします。

ただ、家庭の事情や、仕事などで、やむをえない事情があって広島に来る方もおられると思います。

そうした方と会われる場合には、食事の場面などで対策を徹底するなど、リスクを考慮した行動をお願いします

また、来られる方にはPCR検査を勧めてください。

7月の連休、夏休み、お盆は

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いつも以上に要注意

そして、いつも以上に注意していただきたいのは、ちょっとでも体調に違和感を感じたら、出かけないことです。

さらに、食事での対策が万全でなかった、拡大地域との往来者と一定の接触があった、など無症状でも、気になることがあればPCRセンターを積極的に利用してください

みんなで抑え込んだこの状態を長く維持できるよう、一人ひとりがリスクの高い行動を避け、必要な対策は続けていきましょう。

いつも以上に要注意

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感染状況に応じた対応の明確化

ここまで、感染を再度拡大させないための取組等について説明しました。

一方、これまでの感染拡大に関するデータを分析し、様々な視点から検討したところ、行動制限も含めた種々の対策のタイミングについて明確化しておく必要があると考えています。

それにより、対応の迅速化や警戒感の共有の向上につながると期待しています。

このタイミングや対策の具体的内容については、改めて説明しますが、例えば、段階1の早期警戒段階では、県外の感染状況に基づき注意喚起等を徹底していきます。

また、段階2の警戒段階では、早期に県内の感染拡大の立ち上がりを把握し、医療提供体制等の強化やさらなる注意喚起を行います。

さらに、段階3の行動制限実施では、速やかな行動制限により早期に収束を図る。といった流れを考えています。

感染状況に応じた対応の明確化

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早期対策による早期収束

これまでの対策タイミングよりも早い段階で行動制限等の対策を行うことで、実際の対策期間を短縮することができると考えています。

例えば、次の図のオレンジのレベルで対策を開始する場合に比べ、紫のレベルで対策を開始する場合では、早く対策を終了することができます。

早期対策による早期収束

これまでも感染状況が一定以上悪化した際には、行動制限を含めた対策を実施してきましたが、対策タイミングを早めるとともに、そのタイミングを明確にしておく部分が新たな試みとなります。

繰り返しになりますが、こちらについては、改めて説明する機会を設けます。

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自分や周りを守るために正しい情報を

最後に、県では、LINEで毎日新型コロナウイルス感染症に関する情報を発信しています。
 
また、ホームページでは、現在の感染状況や様々な支援情報など最新情報を掲載しています。

最近では、ワクチンの副反応について、SNSなどで様々な情報が溢れていますが、今回紹介したような公式の媒体をご利用いただき正しい情報を入手し、適切にご判断いただきたいと思います。

自分や周りを守るために正しい情報を

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