令和5年6月30日(金曜日)13時00分~16時30分
西部会場:広島市まちづくり市民交流プラザ(ひと・まちプラザ) 研修室A・B
芸北会場:北広島町まちづくりセンター 大ホール
東部会場:広島県尾道庁舎第3会議室
北部会場:広島県三次庁舎第3庁舎601会議室
オンライン:Zoom
本講座は県内4会場同時開催のため、開講挨拶は北部会場から全会場へ配信しました。開講挨拶では、第4期教育振興基本計画に、学校・家庭・地域が連携・協働することにより、地域社会との様々な関わりを通じて、子供たちが安心して活動できる居場所づくりや、地域社会全体で子供たちを育む学校づくりを推進することが示されたことについてお話しました。また、広島県教育委員会では、県内の市町立学校及び県立学校において、地域と連携・協働する体制を構築するため、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な取組を一層推進することとしており、これには、地域と学校をつなぐ要となるコーディネーターが、地域学校協働活動を推進する上で欠かせない存在となることについてお話しました。
その後、アイスブレイクでは、会場ごとにグループに分かれて自己紹介や地域の自慢、子供たちと関わって楽しかったことやうれしかったこと等について交流し、和やかな雰囲気の中で講座がスタートしました。
講師:国立教育政策研究所 総括研究官 志々田 まなみ
講義の様子は西部会場から、芸北・東部・北部の各会場へオンラインで配信しました。
講義では、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進の要となる、地域学校協働活動推進員の役割と意義について、分かりやすくお話をしていただきました。例えば、地域学校協働活動推進員は、社会教育法に基づいて教育委員会から委嘱されるもので、学校内や子供たちが集まる場で信頼のもとに職務に取り組めるよう整備されており、地域の人材が学校に関わる仕組みとして、学校組織にとって特に重要なものになることを学びました。
受講者の方は、これまでの御自身の活動や関わりを振り返りながら地域学校協働活動コーディネーターの役割や意義を学びました。
講師:国立教育政策研究所 総括研究官 志々田 まなみ
地域学校協働活動コーディネーターとして、学校や子供たちと関わっていくためには、子供たちのことを理解することが大切です。演習では、はじめに子供たちが抱えている課題について、具体例を挙げながら考えました。次に、子供たちが抱える課題の解決に向けて、自分たちができることについて考えました。最後にグループごとに、子供たちの課題や課題の解決について意見交流を行いました。
講師:国立教育政策研究所 総括研究官 志々田 まなみ
学校運営協議会と地域学校協働活動は一体的に推進することが求められています。講義では、学校運営協議会の役割について説明をしていただきました。また、双方が一体的に推進できているとは、どういうことかについて、体制の整備や学校・家庭・地域のビジョンの共有、社会に開かれた教育課程の実現のそれぞの観点からお話をしていただきました。
講師:広島県教育委員会事務局生涯学習課 社会教育監 宮田 幸治
地域と学校が一緒になって課題解決を目指すためには、熟議を行うことが必要です。熟議とは、熟慮と議論を重ねながら課題の解決を目指す対話のことで、活発な議論により的確に多くの人の意見を反映することができます。
演習では、受講者の方に熟議を体験していただきました。グループごとにファシリテーター役といった役割を分担して、課題の共有化や解決策の検討といった一連の流れを体験しました。
第1回は理解促進研修も兼ねていることもあり、150名を超える方に受講していただき、どの会場も活発な意見交流や議論が展開されていました。
地域学校協働活動コーディネーターとして、一人でも多くの方が地域と学校をつなぐ要として、その役割を果たすすことができるように、第2回・第3回の講座案内を行いました。
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