まず,現代社会における子育ての難しさについて理解した後,子供個人だけでなく,子供が置かれた環境にも目を向けるというスクールソーシャルワークの考え方について学びました。その中で,子供の言動について見るときには,「原因→結果」という直線的な見方ではなく,様々な事が影響し合って今の状況になっているという循環的な見方をする必要があるということについて理解を深めました。
そういった考え方を踏まえて,今後子供たちとどのように関わっていくのかという点について学びました。子供たちは,人とのつながりによい経験がないと,「どうせ理解されない」「言っても仕方ない」と考え,気持ちを表現することをあきらめたり自己肯定感が低くなったりするそうです。そして,それを回復させるためには安心や人とのつながりの場が大切であり,そのためにも地域全体で子供を育む環境づくりが重要となってくるということです。
また,安心できる大人とのつながりを作るための方法として,ストレングス(いいところ探し)やコミュニケーションのコツについて具体的に学びました。
研修終了後には,「放課後子供教室等での大人とのつながりの重要性を再認識できました」「親・大人の声のかけ方で子供のやる気を引き出せるというお話がとても参考になりました」「地域の子供だけでなく,自分の家族においてもとても参考になりました」といった感想がチャットで寄せられました。
まず,「感染症」という言葉の定義や「細菌」と「ウイルス」の違い等,基礎的な内容について理解しました。その上で,感染成立の三大要因(感染源,感染経路,感受性)や感染経路の種類,ワクチンの種類等について学び,感染症の概要について理解を深めました。
そこから子供がかかりやすいウイルス感染症に焦点を当て,どういった種類があるのか,それぞれの感染症はどういったウイルスが原因となっているのか,どういった経路で感染するのかということを詳しく学びました。
そして,講義の後半では,感染症対策のための環境整備や感染症の疑いのある子供への対応,感染症発生時の対応等について,具体的に知ることができました。その中で,消毒液の種類とそれぞれの効果,正しい手洗いの方法や吐物等の対処方法等,身近な感染症対策について理解を深めました。加えて,血液感染のリスクについても理解し,血液媒介感染を防止するための衛生管理の方策についても学びました。
講義中の質問タイムには,「アトピー性皮膚炎でアルコール消毒ができない子供への対処をどうすればよいのか」「消毒をする際には,どういった場所から消毒を行うのが効果的か」といった質問が出され,講義の内容をより深く知ることができました。
終了後,「細菌とウイルスの違い等知らないことがよく分かって良かったです」「放課後子供教室を実施するに当たり,環境整備がとても大切だと感じました」「改めて,感染ありきで対応することが大切だと思いました」といった感想が寄せられました。
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