平成23年度 「『親の力』をまなびあう学習プログラム」講座ファシリテーターステップアップ研修
第1回研修の様子
日時・会場
東部会場 平成23年6月28日(火曜日) 広島県福山庁舎第3庁舎8階会議室
西部会場 平成23年7月 5日(火曜日) 広島県情報プラザ2階研修室
参加者数
42人 (東部会場 16人西部会場 26人)
研修の概要
第1回の研修は,講義と演習を通して,子どもと親の現状を知り,「『親の力』をまなびあう学習プログラム」講座について振り返るとともに,ファシリテーターの役割について意見交換を行いました。
県内のファシリテーターの皆さんに集まっていただく初めての機会であり,市町を越えたえた交流を図ることができました。
講義 「学習プログラム講座の進め方 ~ファシリテーターの役割とは~」
講師 広島県立生涯学習センター職員
本年度の家庭教育支援事業の説明後,ファシリテーターとして活動する中,「良かった」「うれしかった」と思ったエピソードについて出し合い,ファシリテーターの役割や講座の進行で工夫していることなどを話し合いました。
主な意見
- 参加者がとても楽しく話され,仲良くなられたこと。
- 自らの気づき,学びとなったこと。
- 講座が終った後,参加者から「ありがとう」「とても楽になった」「次回も参加する」と言ってもらったこと。
- 講座の工夫話し合いの雰囲気を大切にする・テーマに合ったアイスブレイク・Bgmの活用
主な感想
- 「『親の力』をまなびあう学習プログラム」は,参加型の学習であり,ファシリテーターは参加者の意見を引き出していくなどの役割や心構えを改めて確認できた。
講義 「今,求められている家庭教育支援」
講師 比治山大学現代文化学部非常勤講師 荒谷 信子
人と人とのつながりが希薄になってきていることから様々な問題が起こっているなどの子どもや家庭の実状から,「我が家の家庭教育方針を持つこと」「子ども時から生涯学習のすすめ」「自分で考え,行動する子育て」などが大切であり,そのために地域や社会全体で支援していくことの重要性をお話していただきました。
主な感想
- 今の子どもや家庭の実状から,子どもや親に表れている課題を認識することができた。
- 地域社会の状況の変化から,家庭教育支援が必要となってきたことが理解できた。
- 「家庭教育は,家庭の方針を持つことが大切」「子どもは家庭を支える一人であること」「子どもの時からの生涯学習のすすめ」などの話が心に残った。
演習(ケーススタディ) 「こんな時はどうすればいいの」
助言者
- 東部会場 府中市立和光園保育所所長岡本 由姫美
- 西部会場 子育て支援サークル「げんき発信隊」代表 金子 留里
東部会場の様子
西部会場の様子
「こんな時はどうすればいいの」というテーマで,ファシリテーターをしていて困ったり,悩んだりしている事例を出し,工夫していることなど互いにアドバイスしあいました。
今後の講座に生かしていこうという熱意あふれる,活発な意見交換が行われました。
主な意見(アドバイス)
- 主催者と丁寧に事前の打合せをする。
- 他の人の講座を見学して,ヒントを得たり,複数のファシリテーターでチームになって進行する。
- 経験していく。
- 「三つの約束」をしっかり伝える。
主な感想
- 他市町の取組を聞くことができた。いろいろな方と話をすることができて良かった。
- 他市町のファシリテーターの方たちとの意見交換や共有の時間を持つことができ,仲間と共に推進していこうとする意識が強くなった。
- いろいろな方の意見や思い,工夫などを聞けたことが良かった。
- 皆さん同じようなことに悩み,感じていることが分かり,大変勉強になった。
- 皆さんの事例が聞けたことが大きな成果であった。
- 他の市町の方との交流ができ,自分のお土産になり,自分の町に伝えていくことができる。