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開講挨拶
広島県立生涯学習センター 所長 里本佳子
開講挨拶では、令和5年6月に閣議決定された第4期教育振興基本計画に示されたコンセプトを踏まえて、人生100年時代に向けて生涯にわたって学び続ける人材を育成するために、個人の要望と社会の要請の双方に対応した学習プログラムの必要性についてお話をしました。
受講者の方の自己紹介と交流を兼ねて、御所属の公民館等での取組や実践について交流しました。受講者の方は事業のチラシを見せたり、関係資料を画面共有したりしながら、これまでに取り組んでこられたことや今後の展望等について交流を深めました。
事例発表者
福山市服部交流館 主事 大元 佳世
昨年度の学習プログラム研修で検討した事業を実際の取組につなげられた事例について、発表していただきました。マインドマップに地域の資源を整理され、関係機関等と連携・協働しながら子供たちが主体となった防災に係る事業の展開について、公民館等の社会教育施設の職員として実際にコーディネートされた内容について説明していただきました。
学習プログラムの位置づけや立案方法の基本的事項について説明をしました。学習プログラムの立案にあたっては、各市町の総合計画(マスタープラン)や生涯学習推進計画等とのつながりや整合性を図ることをはじめ、個人の要望と社会の要請のバランスをとることについて、具体例を示しながらお伝えしました。
講義の途中では、事例発表をしていただいた大元氏に、マネジメントサイクルを意識した事業の展開をはじめ、個人の要望の把握方法の具体や実際等について受講者の視点で助言をしていただきました。
マインドマップを活用し、地域の資源を「ヒト・モノ・コト」で分類しながら整理して、グループで共有しました。
その後、学習課題設定シートに沿って、地域の課題を分析しました。そして地域課題を解決するための学習課題について、その目的や内容を整理し、グループで交流しました。
第2回は、マインドマップや学習課題設定シートをもとに、実際の学習プログラムを企画・立案することについてお知らせし、第1回を終了しました。