令和元年7月17日(水) 13:00~14:00/呉市役所
呉市教頭会/54名
メイン:青木 美於
サ ブ:長尾 美香,徳永 玲子,藪木 三恵
呉市教頭会の研修の一つとして親プロ講座を行いました。日頃から考えている「ワークライフバランス」について自身に問いかけながら,自分らしさを失わずにどうやってそれを実現していくのかをテーマに考えていきました。
【 はじめに 】
ファシリテーションについての簡単なオリエンテーションを行い,本日のゴールやこれからの1時間の講座をどのような視点で参加していくのかを確認しました。その後,政府広報オンラインページから抜粋したワークライフバランスについての資料を基に,自分にとってのワークライフバランスへの思いをA4用紙に書いていきました。また,それを自己紹介カードにしてグループ作りを行いました。
【 自身にとっての「日常のバランス」を考えてみよう 】
カードを持ち,なんとなく自分と似ているカードを持っている人同士が集まりグループを作って頂きました。グループができたら「えんたくん(段ボールを丸く切り円卓の代わりにしたもの)」を囲んで着席しました。グループ内でそれぞれが紹介カードを示しながら,まずは自己紹介をし,カードに書いたワークライフバランスについて対話をお願いしました。対話の中で生まれた気づきや感動した言葉のキーワードを自由に「えんたくん」に書き込み可視化しながら,互いに考えを深めていきました。
【 自分にとってのワークライフバランスとは?】
「えんたくん」を使いながら,自分にとって「ワークライフバランス」を考える中で何を大切にしたいのか,を常に頭の端に置きながら,自身のワークライフバランスが実現すると生活はどんな風に変わるのか,具体案も含め,話し合って頂きました。
【 自分らしいワークライフバランスの実現を考えてみよう 】
グループを離れ,個人で,相手から学んだ事,自分で気づいた事を整理し,ワークライフバランス実現の為,大切にしたい事や思いついた方策・アイディアをワークシートに記入,3名が感想を発表して頂きました。
ワークシート (Wordファイル)(1.13MB)
展開案等 (Excelファイル)(520KB)
・大切にすべきことは心の余裕かな,と思いました。他の人の思いや意見を聞くことができて時間が有意義にゆっくり過ぎていったように思います。
・円卓を囲んで話をすることで,心も丸くなり初対面の先生とも話が弾みました。
・同じ事を書いていても考えていることが違ったり,逆に,考えていることが違っても話をすることで同じゴールに向かっていたりと不思議な楽しい時間でした。
・これまで自分が抱いていた思いを他の方に向けて表現していくことで,改めて整理することができました。他の方の思いを聞くことで「自分もそうありたい!」という思いを強くしました。
この講座の中で,自身の生活を振り返り,真に大切にしている事は何なのか,立ち止まって考え,一人一人が自分だけのワークライフバランスに気付くきっかけづくりになって頂ければ良いなと思います。
さらに,「えんたくん」での意見交換を題材に相互作用が生まれ,そこから潜在的な思いや可能性への発見があったとしたら,大変嬉しく思います。
また,今後,この方法(ファシリテーション)を研究会でも取り入れたいという申し出があり、思わぬ方面への展開にとても感激しました。