令和元年11月21日(木)15:40~16:40/呉市立和庄中学校
呉市立和庄中学校PTA/保護者14名,教職員18名 計32名
統 括:青木 美於
メイン:深田 聡美
サ ブ:長尾 美香,惣引 さおり,榎 幸代,野田 尚子
呉市立和庄中学校で『親プロ』講座を実施しました。今年で4年目になります。
【 はじめに 】
スケジュールやルールについてオリエンテーションを行いました。その後,「子供が自分の力で自立するために,大人にはどんなことができるのかをみんなで考えてみましょう」と投げかけました。アイスブレイクを兼ねた自己紹介では,自立をイメージするカードを多種多様な中から選んでもらい,カードを選んだ理由を説明しながら自己紹介をしていきました。
【 ワーク 】
次に,身近なエピソードを読み,そこから感じたことを話し合ってもらいました。話し合いを深めるために,自己紹介の際に選んだカードをグループ内で再確認する時間を取りました。自立という言葉でイメージすることは人それぞれであることや,いろんな自立の形があることなどを自由に感じてもらえたのではないかと思います。「さらに考えましょう」ということで,子供が自立していくために子供自身が身に付けておきたいことを,付箋に書き出しました。その付箋を紹介し合いながら,「私たち大人にはどんなことができるのか」について話し合いました。
【 おわりに 】
「学習を振り返りましょう」という形で,わかったことや自分の中で考えが変わったことをそれぞれキャンドルの炎の形にカットした画用紙に書き出しました。それを,キャンドルの形にして模造紙に貼り,最後に共有しました。
ワークシート (Wordファイル)(550KB)
展開案 (Wordファイル)(53KB)
・改めて子供と向き合い,そして,子育てに向き合う自分を振り返りました。
・子供の行動や言葉の一面だけを見てすぐに口うるさく言うのではなく,子供の意見を“待つ”事が大事だという事を学びました。
・楽しく悩みを共有したり,「なるほどー」と言ってもらえて自信を持つことができたり,とても有意義な時間でした。妻と一緒に参加したかったです。
・これまで自分が抱いていた思いを他の方に向けて表現していくことで,改めて考えを整理することができました。また,他の方の思いを聞くことで「自分もそうありたい!」と強く思いました。
・講座を受ける前と後で気分がかなり違いました。
・私の子育ては間違っていなかったんだと気づきました。
自立というテーマの中で,子供に「どこまで手を貸すべきなのか・・・」「どこまで言って良いのか・・・」子供の力を押さえつけることなく支えていく大人の立場について考えた1時間でした。
教職員が半数近く参加されており,保護者と教職員の意見が混じり合う事で,この学校ならではの新しい視点が生まれたように思います。”恥ずかしいなぁ”とつぶやきながらも,自分の考えを表現し,腹を割って話すからこそ,対話が深まっていくのだと感じました。アイスブレイクにカードを使った自己紹介で事前に話しやすい雰囲気が作れた事が役立ったのではないかと感じています。学校現場や家庭で,子供たちに助言していることが「自立」のためのサポートになっているのかどうか,立ち止まって考える良いきっかけ作りができたのであれば嬉しいなと思います。