講師:生涯学習センター振興課 宮 香緒利
家庭教育支援に求められている現状及び課題について、R4に行った家庭教育支アンケート調査をもとに理解を深めました。
小・中学生の保護者を対象とした家庭教育に関するアンケート調査 (PDFファイル)(1.18MB)
講師:臨床心理士 三宅 舞
生涯学習センター 所長 里本 佳子
前述のとおり今年度、本県では、『家庭教育支援チーム』等を通じた保護者に寄り添う支援の充実」向けての取組を考えております。
そこで、第1回・第2回を通して「傾聴を踏まえた話しやすい状況づくり」をテーマに、実践でも活用できる「演習」を行いました。三宅先生の演習の流れは次のとおりです。
演習
1役割を考える
2関係性は?
3「聞く」と「聴く」の違いについて
4非言語的コミュニケーションとは?
5傾聴のポイント
6まとめ
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1傾聴の体験をして今後生かすことを考える。
2傾聴を体験して相手意識の理解が深まったことを感じる。
3傾聴のポイントは、「話を聴いてもらえた」という体験が1回でもあると、その後の 関係性に大きく影響するので
後方支援のスタンスで「話をきいてもらえた」体験を積み重ねることで、対象者も自ず と家庭でも「話を聴く」ことができるようになること。 その時に効果的なやりとりにならなくても、「長期的関わり・支 援が目的」であることを忘れず、焦らない。侵襲的にならない、ということ演習を通して学ぶこと。受講者からは、傾聴のポイントを実践から再確認でき、今後実践する際に参考となる演習を行うことができた、などの感想がありました。
当初は、対面での研修を予定していましたが、「オンライン」での受講希望があったため、ハイブリッド開催にしました。音声が途切れやすかったなどがありオンライン受講者の方に、ご迷惑をおかけしましたが、無事に開催することができました。市町の行政担当者の方にも御協力をいただきました。どうもありがとうございました。
アウトリーチ型家庭教育支援研修【第1回】アンケート集計 (PDFファイル)(95KB)
令和5年9月26日火曜日 13時20分~16時40分
研修会のねらいとオープンバッジ発行についてのお話をしました。
今年度、広島県は、文部科学省の調査研究事業の協力機関として、生涯学習分野における学習履歴のデジタル化とその活用に取り組んでいます。「オープンバッジ」という最新技術を利用する、実証的な研究です。「アウトリーチ型家庭教育支援研修」も、オープンバッジ発行の対象となる研修です。
講師:不登校支援センター長 渡邉 美佳
広島県教育委員会では、令和3年度の事務局内に不登校支援センターを新設しました。不登校の未然防止及び不登校等児童生徒の社会的自立に向けた支援を柱として、さまざまな取り組みをしています。
この研修では、SCHOOL "S"による支援の取組事例を聞き、児童生徒の現状ついて理解を深めました。
ケーススタディ(1)(2) (Wordファイル)(255KB)
アウトリーチの視点
・手を差し伸べたいけれど、自ら相談しない人が他者とつながる機会のなかで援助する(最初はやや控えめ)
・地域の様々な人々とつながる延長として、保護者の不安感や悩みを解決できるように支援する
・対象者との関係を築くスピードは個々に違う(緊急性がある場合を除いては焦らない)
・困っていることを一緒に考える(何に困っているんだろうか?)
傾聴することには意味があるについて
・対象者の気持ちの負担を軽減すること
・何に困っているのか共に整理をする(困り感があるのか、困っていることに気づいているのか、今後困っていくのではないか)
・継続的な関係を築く
・解決を急がず、対象者のもっているちからを奪わず支援につなげる
第2回は、ハイブリッド開催のため、受講者が講義と演習をスムースに受けることができるように工夫をして無事に開催することができました。市町の行政担当者の方にも御協力をいただきました。どうもありがとうございました。
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