令和2年1月10日(金) 14:25~15:15/県立日彰館高等学校
県立日彰館高等学校/3年生 68名
行政 智,野吹 優
県立日彰館高等学校で三次市教育委員会がオリジナルで作成した教材「コミュニケーション!?~あなたが大切にしたいこと~」を使用した「親プロ」講座が実施されました。担当の先生からは「この時間を通して,生徒の皆さんがこれから社会へ出る不安を少しでも解消する機会にしてほしい」と話がありました。そして,ファシリテーターの紹介があり,講座が始まりました。
まず,ファシリテーターから日彰館高等学校の生徒がクリスマス前に地元の子供を招いて交流した行事についての記事の紹介がありました。続いて,この時間の「目標」,「スケジュール」,「役割」について確認しました。「3つの約束」については生徒がわかりやすいように,「からかわない!うわさにしない!」,「人の考え・思いを肯定!」,「同じくらい話しましょう」としました。アイスブレイクでは「名前」,「今の気持ち」,「興味があること」,「今日の学びに期待すること」を聞き,ペアを変えながら2回の交流をしました。見学に来られた先生も参加し会場は和やかな雰囲気となりました。
次に,ファシリテーターが命のつながりをテーマとした絵本を紹介し,一人一人が今までいろいろな人とつながりを持って産まれてきていることについて話しました。そして,赤ちゃんと同じ体重の人形を抱っこし,穏やかな表情でお互いに抱いた感想を交流しました。その後,「コミュニケーションをとるために大切な事」をテーマとして「えんたくん」へ自分の意見を書き込み,グループ内で交流しました。出された意見に対して質問をするなど意欲的に話し合う姿が見られました。交流した後,ファシリテーターからは「この時間に自分たちが話し合った意見を大切にして欲しい」と話があり,振り返りを行いました。
最後に,生徒から「この講座を受け,18年間無事に生きてこられたことに感謝しました。また,コミュニケーションについて友達が大切にしている思いを知ることができました。」と挨拶があり,講座が終了しました。命の尊さを考え,より良い人間関係の築き方について考える機会になりました。
・命を繋いでくれた親や関わってくれた人に感謝の気持ちが持てました。
・自分が生まれ,ここまで育ててもらったことへの感謝の思いを強く感じました。グループ内交流で出てきたコミュニケーションをとるために大切なことも意識して,日々過ごしていきたいと思います。
・普段の言葉遣いに気をつけようと思いました。一人一人がかけがえのない存在であることを改めて知ることができました。
・赤ちゃん抱っこ体験から生徒の表情が和らぎ良い雰囲気になりました。
・「えんたくん」を囲み,自分の考えた意見を書きやすい雰囲気ができていました。
・生徒は自分の意見をいろいろと書き出してくれていました。生徒からの挨拶にとても感動しました。
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