令和2年10月9日(金曜日)10時00分~16時00分
※新型コロナウイルス感染拡大防止等の観点から,「集合型研修」に代えて,「オンライン研修(遠隔研修)」として試行的に実施しました。
オリエンテーションでは,前回と同様に本研修で大切にしたい視点について確認しました。
その後,研修のねらいや日程を確認したり事務連絡を行ったりした後,チャット機能を活用して,意気込み等を交流しました。
本研修は,社会教育主事に求められる役割の整理を踏まえ,今年度から社会教育主事講習規程の改訂によって新設される「生涯学習支援論」を主要テーマとした「現職研修」として実施したものです。
午前中の講義では,社会教育における「教育」と「学習」の形についてや,事業に「地域づくり」の視点をどう組み込むかについてお話がありました。特に地域づくりが目指す地域や,社会教育ができる地域づくりをイメージすることが大切であり,既存の事業の目的を地域づくりの視点から問い直しながらアレンジしていくことが大切であることをお話していただきました。
午後の演習では,オンラインならではのワークショップやファシリテーションの可能性を探る機会でもあることを踏まえながら,ブレイクアウトルーム(グループ)機能を活用した意見交流を行いました。講師から事前に配付していただいたPowerPointファイル上で,付箋に見立てたテキストボックスにキーワードを記入していき,その後グループ内でデータを集約して分類していきました。講師から,適宜ファシリテーションのポイントについてコメントを入れていただいたため,社会教育が果たす地域づくりの役割について学びを深めるとともに,ファシリテーションのスキルやノウハウについても同時に学ぶことができました。
オンラインならではのワークショップやファシリテーションの可能性を十分見出せた研修となりました。社会教育経営編と生涯学習支援編の双方を受講していただいた方も20名近くおられます。今回の研修で学ばれたことを今後の業務に生かしていただければと思います。
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