この講義は,社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程に基づき,文部科学省から委嘱を受け,社会教育主事となりうる資格を付与することを目的として実施するものです。
国立教育政策研究所社会教育実践研究センターを主会場とし,インターネットを活用したライブ配信によって,広島,岩手,宮城,埼玉,千葉,新潟,長野,静岡,鳥取,島根東,島根西,愛媛,長崎,沖縄の14会場で実施しています。
令和4年1月24日(月曜日)~令和4年2月21日(月曜日)
【広島会場】 広島県東広島庁舎(令和4年2月7日(月)~9日(水)),広島県立教育センター(令和4年2月10日(木)~21日(月))
【広島会場】 31名
※分割受講者を含む。
生涯学習概論 23名
社会教育経営論 30名
生涯学習支援論 29名
社会教育演習 22名
【講義】生涯学習概論・社会教育経営論・生涯学習支援論の一部
【演習】生涯学習支援論の一部・社会教育演習
※プログラムの詳細はこちらから
演習を含まない「講義」部分については,ライブ配信によるオンライン研修とし,演習は,会場での集合研修を実施しました。
「参加型学習の実際とファシリテーション技法」では,受講者は参加型学習とファシリテーションを学ぶ趣旨の説明を聞いた後,アイスブレイクやワークショップ体験を行いました。アイスブレイク体験では,受講者同士が対面で初めて出会う場となり,交流後は笑顔が見られていました。ワークショップ体験では,参加型学習においてどのようにワークショップ(話合い)の企画・進行が行われるのかについて体験的に理解しました。そして,ランキングの手法を使用したワークショップとアイスブレイクからのプログラムを実際に体験した後,グループごとに学習プログラムを作成しました。
次の日に,作成した学習プログラムについてグループ内で交流し,再構成を行った後,受講者1人ずつがファシリテーター役となり,プログラムの進行を行いました。受講者の皆さんは緊張しながらも,学んだことを生かして,楽しみながら取り組むことができました。フェイスシールドやパーテーションの活用等,感染症対策にも配慮しながら,ワークショップ型の演習を進めることができました。
「社会教育主事有資格者及び社会教育士の職務の実際」をテーマに,登壇者による業務内容や社会教育主事講習修了者として意識されていることについての発表後,「日頃の業務の中において,社会教育士(社会教育主事有資格者)に求められる能力が必要だとどのような場面で実感しているか」,「地域や関係機関と連携協働する際に,気を付けていること」等についてインタビューをしました。参加者は登壇者の発表やインタビューを聞きながら,感想や質問事項等を付箋紙に記入し,グループで共有した後,登壇者へ質問を行いました。受講者は3名の登壇者の発表を聞き,登壇者へ事業の取組内容などについて,多く質問をしていました。最後に,「社会教育主事講習修了後,心掛けたいことや取り組んでいきたいこと」についてグループで意見交流を行い,全体で共有しました。交流後,登壇者から質問した参加者へ事業の参考資料等が送付されるなど,登壇者と参加者の交流も図ることもできました。
「『社会教育計画の策定』の視点と手順について,演習を通じて総合的な理解を図るとともに,事業計画立案の基本的な知識・技術の習得」をねらいとして,事業計画の立案を行いました。
受講者が選択したテーマをもとに,3~4人のグループを作り,モデル自治体とテーマを設定しました。各グループにおいて,設定したテーマについて,モデル自治体の社会教育計画や生涯学習推進計画等から情報を収集し,課題解決のための具体的な取組について各グループで検討し,事業計画案を作成しました。参加者は積極的に意見を出し合いながら計画を作成されていました。また,各グループの進捗状況を交流する時間では,各グループ1名づつ残り,交流に来た参加者へグループで作成している計画の考え方等について説明をしました。演習の最終日の成果発表会では活発に意見が交換され,広島県教育委員会生涯学習課の担当職員から講評も行いました。
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