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くりっぷ83号WEB版(令和6年3月31日発行)

 くりっぷ83号表紙

【目次】
○新年度の事業 広島で学んで良かったと思える 日本一の教育県の実現
○大窪シゲキのこころの相談室
○​広島県の商業高校生ビジネスプランの世界大会で3位入賞
○熱中!夢中!広島の輝く高校生
○SCHOOL“S”(スクールエス)における探求的な学び

○広島県立特別支援学校における医療的ケア児への通学支援を実施
○特別支援学校の取組

○「コミュティ・スクール」と「地域学校協働活動」の一体的推進
○親子のコミュニケーションを応援「だっこ」のチカラ
○コンセプトブック「See The World Vol.6」を発行
○おでかけガイド

○学びたい生徒が学べるように~経済的負担を軽減~
○地域の子供・家庭に関する相談は児童家庭支援センターへ
○学校相談ダイヤル
○子供のことでお悩みのときは・・・
○読者プレゼント

新年度の事業 広島で学んで良かったと思える
日本一の教育県の実現

一人一人が、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造する人づくりを目指します。

児童生徒1児童生徒2

「遊び 学び 育つひろしまっ子!」推進プロジェクト
○園所等に対する本の貸出回数を増加し、子供がより多くの本に親しむことができる環境の整備。
○令和5年度に開発したツール(育みシート・指標)を活用した研修の実施
○園所等から小学校への円滑な接続に向けて、中堅以上の小学校教員が「遊びは学び」を体験的に理解する研修の実施。

「学びの変革」推進事業
○「学びの変革」の深化に向けた各市町教育委員会における先進的・重点的な取組の支援や探求的な学びを中核にしたカリキュラムの開発
○各教科における教科指導を牽引し、探求的な学習活動や協働的学び等をデザインできる教員を育成。
○1学年1学級規模校等の学校活性化策をより効果的な取組に改善するための分析ツールの導入や伴走支援等を行う「学校魅力化アドバイザー」の配置。

~大窪シゲキのこころの相談室

こころの相談室タイトル大窪シゲキさん​​

Q 中学生の保護者です。「高校受検に必要な自己表現に、これといってアピールできることが見つからない」と悩んでいるようです。成績もスポーツも普通で、自分に特徴がないと言います。どのようなアドバイスをしたらよいでしょうか?(40代保護者)

A 素晴らしい。悩んでいるということは、自分とちゃんと向き合っているということ。真剣に自分の良いところを見つけようとしています。もしも僕がアドバイスをするなら、自分にとっては普通なことも誰かにとっては特別なことかも。友達や先生や家族と、お互いのすてきなところを言い合ってみてください。きっと自分の長所が見つかると思います。普通で特徴がないということは、のびしろしかないということ。「高校生活ではいろいろなことに挑戦して成長したいです。この学校なら個性が見つけられると思いました」。これも『前向き』という自己表現なはず。それぞれが正解。推し活でも沼にハマっていることでもいい。自分の『好き』を言葉にすれば『夢中になれる人』として伝わります。自信を持って自分探しを。お子さんと一緒に桜咲く春へ。

Q 人との付き合い方が下手で、うまく輪に入れません。話すことも苦手なので、その場を盛り上げることもできなくて周りから話すときによく気を遣われます。友達づくりや楽しく話すには、どのようなことが大切ですか?
A 大丈夫。僕も10代のときは無口で人付き合いが苦手でした。その反動で現在はおしゃべり好きなラジオDJに(笑)。話し上手な友達は、おしゃべりな家庭で育ったてきたのかも。うまい下手は積み重ねてきた経験。だから自分を責めないで。話すのが下手というよりかは、慣れていないだけ。「その場を盛り上げるために面白い話をする!」ではなくて、まずは『相づちちゃん』や『うなずきちゃん』になってみてください。相手の話を真剣に聴いて目を見て返事をしていると、あなたが聞きたいことも出てきます。興味が湧く。それが会話。そう過ごしていれば、あなたと一緒の輪の中にいたいと思ってくれるから。聴き上手を楽しんでね!

◆相談・質問がある方はハガキまたはアンケートフォームから投稿してください!
 ※全員に返信はできませんので予め御了承ください。

広島県の商業高校生 ビジネスプランの世界大会で3位入賞

英語でプレゼンテーション
 アントレプレナー教育(起業家教育)を行うNPO法人NFTE(Network For Teacing Entrepreneurship)が主催する「ビジネスプランコンテスト世界大会(World Youth Entrepreneurship Challenge」に、尾道商業高等学校・広島商業高等学校の生徒が日本代表として出場。令和5年11月に米国・ニューヨークで、英語によるプレゼンテーションを行いました。
 世界各国から参加した高校生による発表の中で、尾道商業高等学校から参加した中村光咲さんが、世界3位に入賞する快挙を成し遂げました。

 
中村さん

広島県立尾道商業高等学校
3年生 中村光咲さん

ビジネスプラン
Aladdin

「Aladdin(アラジン:洗人)は、使用済の食器を投入口に入れれば全自動で洗浄・乾燥し、自動で各々の食器棚に納めてくれる魔法のスマート家電です。家事の時間を「Aladdin」に任せることで、自由時間が増え、多くの人の幸福度が向上することを目指したビジネスアイディアです。

吉川さん

広島県立広島商業高等学校
3年生 吉川利樹さん

ビジネスプラン
Maburin Pakkuncho

「Maburin Pakkuncho(マブリンパックンチョ)」はSDGsの14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」を達成することを目指しています。世界で海洋ごみ問題が悪化している現状を解決するため、携帯ゲームでゴミを回収することにより、海洋資源を守ることを目指したビジネスアイデアです。

 

熱中!夢中!広島の輝く高校生

学校でのさまざまな体験が、豊かな学びにつながります。スポーツや文化活動などで活躍する、広島の高校生を紹介します。

【クラブ活動】東城高等学校サッカー部

 東城高等学校・東城中学校・東城サッカースポーツ少年団の「合同サッカー練習会」が、東城中央運動公園(庄原市)で開催されました。コーチを務めたのは、サンフレッチェ広島の元監督・沢田謙太郎さん。児童・生徒たちは、憧れの指導者からアドバイスを受け、目を輝かせながら練習に励みました。
 きっかけは、高校生が送った手紙でした。「廃部寸前だったサッカー部には、指導者がいません。大会に勝って町を元気にするためにも、指導をお願いします!」。この熱意に応え、元選手の森崎浩司さんが学校を訪問。そして、プロを招いた練習会へとつながりました。サッカー部の新見蓮音君は、「貴重な経験を日々の練習に反映し、県大会出場を目指したい」と、意欲を燃やしています。

サッカーの様子

 

【読書推進活動】府中東高等学校図書委員会

 府中東高等学校(府中市)の読書活動が、文部科学省の「子供の読書活動優秀実践校」に選ばれ、文部科学大臣表彰を受けました。同校は学校図書館のリニューアルを機に、図書委員会が中心となって読書活動を推進。授業での利活用や公共図書館との連携、推薦本のPOP作成、広報などを通して生徒の読書意欲を高めています。「図書室は明るくて居心地が良く、友達と集まれる憩いの場にもなっています」と委員長の竹下芽衣さん。図書室の利用者や貸出本が大きく増加するなど、生徒たちの活動は確実に実を結んでいます。

図書委員会の皆さん

 


SCHOOL“S”(スクールエス)における探究的な学びの取組

 SCHOOL“S”では児童生徒の興味・関心からスタートするさまざまなプロジェクトを通じた探究的な学びを実践しています。

【土プロジェクト】
 泥団子を作るために裏山の土を採取し、粘土をつくることからスタート。今では陶芸家を目指している中学生が講師役になり、器づくりにまで発展しています。
裏山の土を採取器作り

僕がやり方を説明して、みんなが楽しんで作ってくれている姿がうれしかった。
人に伝える経験が増えて、勉強になった。

【SCHOOL“S”紹介プロジェクト(SSP)】
もっと多くの人にSCHOOL“S”について知ってもらいたいという子供たちの思いから始まったプロジェクト。
平川教育長にインタビュー 活動の様子を取材
動画で紹介チーム新聞で紹介チーム
平川教育長にインタビュー活動の様子を取材


広島県立特別支援学校における医療的ケア児への通学支援を実施

 広島県教育委員会では、広島県立特別支援学校に在籍する幼児・児童・生徒のうち、医療的ケアを理由にスクールバスを利用できず、保護者送迎などにより通学している医療的ケア児に対して、今年度通学支援を試行実施しました。その結果を踏まえて令和6年1月から同支援の実施を開始。利用されている方からは、「わが子をよく知る看護師さんに安心して任せることができた」「仕事の勤務時間を調整しなくて済んだ」などの声を頂いています。

通学の様子
広島県立福山北特別支援学校中学部3年藤田奏(ふじた かなで)さん


特別支援学校の取組

友だちに喜んでもらうための誕生会の計画をしました!
~知的障害特別支援学校 小学部の実践実例~

広島県立尾道特別支援学校しまなみ分校
 小学部第1学年の萩野さんは、友だちのために楽しい誕生日会を計画しました。
 どの遊びなら喜んでもらえるか、写真から友達の表情を見て選んだり、必要な会場準備をしたりしました。
 その結果、主役の友だちと一緒に楽しめる誕生会を迎えることができました。

写真を選んでます会場の準備

 
宇田教諭

友だち思いの萩野さんの気持ちを大切にした授業にしたいと、日常の生活とのつながりを生かして本単元を計画しました。
できた、うれしい等の経験を積み重ねて自信を持ち、自分からたくさんのことにチャレンジしていってほしいと思います。
広島県立尾道特別支援学校しまなみ分校 宇田 莉野(うだ りの)教諭

 


「コミュニティ・スクール」と「地域学校協働活動」の一体的推進

ともにつくるミライ
 キャッチフレーズ 「ともにつくるミライ」
 「学校・家庭・地域が手を取り合い、ともに考えながら、それぞれの得意な分野で力を発揮する仕組みがある社会で、ともに未来を創る取組を進めていきたい」という思いを込めています。

 広島県教育委員会では、県内の全ての市町立学校及び県立学校において、地域住民も当事者として学校運営に参画できる仕組みである「コミュニティ・スクール(学校運営協議会を設立する学校)」と、地域住民の参画を得て地域全体で子供たちの学びや成長を支える「地域学校協働活動」の双方を一体的に活性化する取組を推進しています。
 令和6年1月17日(水)には、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」の意義と効果の理解を深めていただくため、教職員、学校運営協議会委員、地域学校協働活動推進委員等を対象に、フォーラムを開催しました。当日の実践発表動画等については、広島県教育委員会ホームページに掲載していますのでぜひ、ご覧ください。
 令和6年度も引き続き、学校・家庭・地域の皆さんとともに、この取組を推進していきます。

親子のコミュニケーションを応援「だっこ」のチカラ

 赤ちゃんは、「だっこ」されて歩いているとき、心拍数が下がり、リラックスしていることが分かっています。
 赤ちゃんが泣き止まないと、親もつらいですよね。そんなとき、「だっこ」は赤ちゃんをリラックスさせ、親子のきずなをつくっていくチカラを持っていることを思い出してみてください。

だっこのチカラ

 

留学コンセプトブック 「See The World Vol.6」を発行!

 広島県教育委員会では、高校生の皆さんの留学を応援するため、「See The World 」をテーマに留学コンセプトブックを発行しています。留学した先輩たちからのメッセージや留学に関するQ&Aなどの情報が満載。ぜひご覧ください。
CONTENTS
■巻頭インタビュー
特別ゲストから高校生の皆さんへエール
■私たちの留学体験記
留学を経験した3人の高校生による留学体験記
■国際交流プログラムに参加しました
広島の高校生が世界で活躍しています!
■留学経験と私のキャリア
留学経験を経て社会人として活躍される方から高校生の皆さんへのメッセージ
■留学について学ぼう!
留学に関するお悩み相談にQ&A形式でお答えします

留学コンセプトブック

 

おでかけガイド​

みよし風土記の丘ミュージアム
​春の収蔵資料展(後期) 赤羽刀と三次人形

刀1
​刀 無銘 伝青江
刀2
 刀 銘 備後国三原住平正房

当館では、昭和54(1979)年の開館以来、広島県に関係する国・県指
定文化財を含む考古・歴史・民俗資料を数多く収集しています。本展で
は、これらの資料を、前期・後期に分けてお披露目します。後期展では、
前期に引き続いて三次人形を紹介するとともに、日本刀(赤羽刀等)を
紹介します。
●期間/4月19日(金)~6月9日(日)
●休館日/月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
●入館料/一般200円、大学生150円、高校生以下・65歳以上無料
​住所/三次市小田幸町122 ●問い合わせ/☎0824-66-2881

ふくやま草戸千軒ミュージアム
広島県立歴史博物館開館35周年記念
「菅茶山関係資料」重要文化財指定10周年記念
春の展示 菅茶山のタカラモノ
ー重要文化財が語る頼春水・山陽との交流ー

菅茶山
菅茶山肖像画(部分、重要文化財菅茶山関係資料)​

​ 「菅茶山関係資料」は、茶山とその子孫が大切に受け継いできた資料群です。今回の展示では、茶山と親交の深かった広島藩を代表する儒者の頼春水とその子・山陽との交流について、「菅茶山関係資料」の中の様々な「タカラモノ」と頼家に伝わる資料によって紹介し、人間味溢れる人物像を浮かび上がらせます。

​●期間/4月19日(金)~6月16日(日)まで
●休館日/月曜日(4月29日・30日、5月6日は開館)、5月7日(火)
●入館料/一般 290円(220円)、大学生 210円(160円)
※高校生以下・65歳以上無料 ( )は、20名以上の団体
●住所/福山市西町2-4-1 ●問い合わせ/☎084-931-2513


学びたい生徒が学べるように!~経済的負担を軽減~

【給付】高等学校等就学支援金
​授業料・受講料等の負担が実質0円(授業料等に充当)
​【支援内容】公立高校全日制の場合:年間11万8,800円
​【主な要件・対象等】広島県内の公立高校等に在学する生徒
年収の目安は4人家族で給与収入が約910万円未満

【給付】高校生等奨学給付金
授業料以外の教科書費・教材費などを支援(返済不要)
【支援内容】対象の国公立高校生等1人当たり:年間3万2,300円~14万3,700円
​【主な要件・対象等】生活保護世帯・住民税非課税世帯 その他要件あり

【給付】学びの変革環境充実奨学金
生徒用コンピュータ等の購入費などを支援(返済不要)
​【支援内容】対象の国公私立高校全日制の場合:年間3万5,000円を上限
【主な要件・対象等】生活保護世帯・住民税非課税世帯 その他要件あり

【貸付】高等学校等奨学金
経済的理由で修学が困難と認められる生徒に学資金の一部を貸与
​【支援内容】月額1万8,000円(国公立高・自宅生)~3万5,000円(私立高・自宅外生)
​【主な要件・対象等】年収の目安は4人家族で給与収入が約910万円未満
学習意欲があると認められる生徒 その他要件あり

 

問い合せ先

地域の子供・家庭に関する相談は、児童家庭支援センターへ!

● こどもの相談センターわかくさ 
TEL082(263)3058
月曜、火曜、木曜~日曜 10:00~19:00(水曜日、年末年始を除く)
【管轄地域】広島市
● 児童家庭支援センター明日葉
TEL0823(27)5371
月曜~金曜 9:00~17:00(祝日・休日、年末年始を除く)
【管轄地域】呉市、竹原市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、坂町、大崎上島町

● 児童家庭支援センターまごころ
TEL0848(24)0556
月曜~土曜 9:00~18:00(祝日・休日、年末年始を除く)
【管轄地域】三原市、尾道市、府中市、世羅町、神石高原町、三次市、庄原市

● 児童家庭支援センターコスモス
TEL0829(54)2112
月曜~土曜 9:00~17:00(祝日・休日、年末年始を除く)
【管轄地域】東広島市、大竹市、廿日市市、安芸高田市、安芸太田町、北広島町
● 児童家庭支援センターこぶし
TEL084(999)9065
月曜~土曜 9:00~18:00(祝日・休日、年末年始を除く)
【管轄地域】福山市

学校相談ダイヤル

性暴力・セクハラ・体罰
児童生徒等に対する性暴力、セクシュアル・ハラスメント及び体罰に関する相談は、
次のところで電話相談等に応じています。1人で悩まず、いつでも相談してください

■県教育委員会事務局
TEL082(513)4917/TEL082(513)4985
【女性担当者対応窓口】
TEL082(513)4918/TEL082(513)4919
〈専用電話〉
相談時間:月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)8時30分~12時、13時~16時
​※広島市立の学校については、直接、広島市教育委員会に相談してください。

■県立教育センター
【女性担当者対応窓口】
​TEL082(427)3076
​〈専用電話〉
​相談時間:月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)8時30分~12時、13時~16時
​※広島市立の学校については、直接、広島市教育委員会に相談してください。

■小・中学校などの市町立学校
​各市町教育委員会にお問い合わせください。
​各市町教育委員会の連絡先一覧はこちら

■県立学校​
全ての県立学校に相談窓口(担当教職員)を設置しています。担当教職員は、管理職を含む複数の教職員です。
電話による相談については、学校の代表電話におかけください。
​各県立学校の連絡先一覧はこちら​

子供のことでお悩みの時は・・・

子供のことでの悩み事は、学校の他次の相談窓口を利用することもできます。
いじめや不登校など児童生徒の悩みに関する相談窓口はこちら


読者プレゼント

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■応募要領
はがき又は応募フォームに、住所・氏名・年齢(○歳代)と、「くりっぷ」のご感想を明記の上、応募してください。
■応募締切
令和6年4月30日(火)(消印有効)
■応募先
<はがき>

〒730-8514 広島市中区基町9-42
広島県教育委員会事務局 くりっぷ「プレゼント」係

応募用フォーム

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(当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。)


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