教育長からのメッセージ
令和6年4月1日付けで広島県教育委員会教育長を拝命しました篠田智志です。どうぞよろしくお願いいたします。
これまで、広島県教育委員会では、歴代の教育長のリーダーシップの下、信頼される公教育の実現、また、「学びの変革」を実践し、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値の創造や、社会課題の解決をすることのできる人材の育成を目指した教育を進めてきました。
変化の激しい社会においては、既成の社会の枠組みにとらわれず、直面する課題の本質を把握し、自ら問いを立て考え、様々な知識や情報を活用して多様な他者と対話・協働しながら解決していく力が求められます。
「学びの変革」は、一斉・一律・一方通行の知識習得・再生型の教育ではなく、「主体的・対話的で深い学び」の観点から、学校における学びの在り方を変革し、生きて働く知識・技能の習得と同時に、自ら課題を発見し、主体的に考え、他者と協働しながら解決していく力を育むものです。また、人生 100 年時代の生涯にわたり個性と能力を伸ばし、多様な他者と共生していく力を身につけるための営みです。
本県教育のさらなる飛躍のため、引き続き「学びの変革」を推進してまいります。また、そのためにも、学校が地域と協働した課題解決に取り組めるよう、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)と地域学校協働活動の一体的な推進を図ってまいりたいと考えております。
すべての子供たちの健やかな成長のため、現場からの声に耳を傾けて、学校・地域のつながりを大切にし、関係する皆様と協働して風通しの良い「教育県広島」にしていきたいと思いますので、今後とも、本県教育へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年4月 広島県教育委員会教育長 篠田智志