4月17日(水)に、菅田委員が福山葦陽高等学校 を訪問しました。
福山葦陽高等学校は、今年で創立119年を迎え、県内有数の伝統を持つ高等学校です。
今回は、福山葦陽高等学校の取組や授業の様子等を視察しました。
まず、前田校長から福山葦陽高等学校の全日制と定時制の取組等について説明していただきました。
全日制では、「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」を進めており、「ふくやま未来探究」と称した総合的な探究の時間(リードプラン)では、自分自身と向き合ったり、地域の方々と交流をしたりすることで、自己の在り方や生き方を考えるきっかけになっています。
前田校長からは、学ぶ中で“なぜそうなるか”まで考えたり、行事等にのびのびと取り組むことで更に生徒に力が付いたと教えていただきました。
定時制は、広島県内でも数少ない昼間定時制(午前中の時間帯に授業をする)を設置しており、生徒の適性や進路に応じて四年で卒業する四修制と三年で卒業する三修制のコースを選択できます。
昼間定時制は生活リズムを整えやすく、放課後の時間を活用しやすいため、「働きながら学べる」環境づくりをしやすいということをお聞きしました。
また、インクルーシブ教育に力を入れており、菅田委員からの、定時制の生徒同士の関係性についての質問に対し、多様な生徒が在籍しているが、生徒同士は尊重しあっており、教員もバックアップしていると答えていただきました。
前田校長からの説明後は、定時制と全日制の授業を視察しました。
視察時は、グループワークを取り入れた授業が行われており、生徒たちが自身の考えを述べ、相手の意見に耳を傾け協力して解答を考える姿を見て、主体的・対話的で深い学びが実現されていると感じました。
また、英語では、外国人の講師がタブレットのみで授業を行っている場面があり、状況に応じてICT教材が効果的に活用されていました。
授業見学の後は、校舎内にある空中庭園に行きました。
空中庭園では、福山市を一望することができ、昼休憩には生徒が多く集う憩いのスポットとなっています。
また、校内では、令和7年に福山で行われる世界バラ会議に向けて、福山バラ会御指導の下、バラのアーチが作成される予定になっています。
校内の視察の後、菅田委員は、「生徒たちの挨拶も元気いっぱいだった。コロナ禍で学校訪問も行けないことが多かったので、生徒たちの元気な姿を見ることができて良かった。」とおっしゃっていました。