東大LEARN in広島「ピーナッツを守れ!-人力で挑むか?テクノロジーで挑むか?-」を開催しました!
6月23日(水)・24日(木)に,不登校をはじめとする学校での学習になじめない児童生徒を対象に,ワクワクする体験的な学びの場を提供するプロジェクト「東大LEARN in 広島」を開催しました。今年度1回目となるプログラムのテーマは,「ピーナッツを守れ!-人力で挑むか?テクノロジーで挑むか?-」でした。
「ピーナッツの敵は一体何なのか!?」オンラインでの交流や,世羅町のユニオンファームせらにしReSEED農園での調査活動などを通して,16人の子供たちがピーナッツを守るために探究しました。
≪1日目:オンラインでの開催≫
プログラム講師である東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授が,参加した子供たちに向けて
しかし,目撃情報がない!
「ピーナッツの敵は一体何なのか!?」
と問いかけました。
子供たちからは,「虫,鹿,イノシシ,鳥,天候,菌,連作,植物…」など様々な意見がでました。
次のチームに分かれ,作戦会議を開始!(調べる方法,準備物などの計画)
図鑑や資料,敵を捕らえるカメラ,双眼鏡,敵をおびき寄せる罠,長靴,軍手などの準備が必要だと意見がでました。
さあ,いざ,2日目へ!
≪2日目:ReSEED農園での開催≫
2日目の午前中は,チームに分かれて,敵を検証
チームでの調査や,個人での調査,それぞれ,途中で発見したものから連想し,時間いっぱい活動しました。
しかし,決定的な原因をつかむことはできず・・・
ここで,午前のプログラム終了がしました。
昼食後,午後のプログラム開始
中邑教授は,
「昨日のオンラインでも,午前中の調査でも誰もピーナッツの敵と気づかなかった敵が1つあるけど,何か?」
と問いかけました。
すると,畑にはピーナッツ以外の草でピーナッツが見えなくなっていました!
そう,午後最初のミッションは,ピーナッツを守れ!「雑草」根絶大作戦!
草ボウボウの状態を見る子供たちに,中邑教授から「この畑に生えている『雑草』は一体何種類あるだろうか?雑草を抜いて,調べてほしい。」と指令がでました。
生えている植物の特徴に気が付き始めました。
暑い中,子供たちが抜いた草が山盛りになっていきました。
実際にたくさんの草を抜き,葉や根などの特徴を見比べることで,植物の分類や生育環境の違いなどに気づき,学びが深まっていく様子が感じられました。
最後のミッションです。
「鳥はピーナッツの敵なのか調べよ!」
鳥は,人の気配があると寄ってきません。
中邑教授は
「鳥に気づかれないように,30分間じっと動かずに鳥がやってくるか観察しよう」
と提案します。
小さな鳥の声や虫の羽音
風の柔らかさや太陽の強さ
空の様々な色と緑のグラデーション
普段は気づかない自然の素晴らしさに触れた30分となりました。
こうして,プログラムは終了しました。
過去のプログラムの様子などはコチラ→ https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku17/learn.html
「東大ROCKET」についてはコチラ→ https://rocket.tokyo/