平成30年7月豪雨災害により被害を受けられたみなさまに、心からお見舞いを申し上げます。
県では、「(1)切れ目のない被災者支援、(2)経済活動の早期再生・新たな発展、(3)最速の安全確保とインフラの強靭化」を進めるため、本格的な災害復旧・復興へとフェーズを切り替えて、被災地の復興に向けた取組を加速させていくことが重要であると考え、平成30年8月14日に災害復旧・復興本部へ移行したところです。
県民の皆様に生活再建の展望を早い段階で持っていただけるよう、そして、「より元気な広島県」の実現に向けて、引き続き、最大限の力を発揮し取り組んでいきます。
このページでは、豪雨災害からの復旧・復興に向けて、被災者への生活再建などの支援策や災害復旧事業等について掲載していきます。
今回の過去最大級の災害に対し、今後の復旧・復興に対する県としての基本的な方針となる「平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興プラン」を取りまとめました。[平成30年9月11日]
このプランにおいて、今後の復旧・復興における県としての姿勢・基本的な考え方、更には具体的な取組のロードマップをお示しすることで、県民の皆様の将来に向けた展望を早い段階で描いていただき、また、こうしたプランを県民の皆様、関係者の方々と共有し、一緒に、一丸となって取り組むことで,一日でも早い復旧・復興につなげていきます。
[目指す姿]
『この災害を起点とした、創造的復興による新たな広島県づくり』
[県民一丸となる合い言葉]
『ピンチをチャンスに。見せちゃれ(見せよう)広島の底力!』
発災から5年後 「復旧・復興プラン」の進捗状況をとりまとめました。[令和5年6月22日]
砂防・治山に関する施設整備計画
平成30年7月豪雨により土砂災害が発生し、甚大な被害を受けた箇所において、早期の復旧に向け,国・県・市町が連携を図り、緊急的な砂防・治山施設の施工箇所、工事内容等の事業計画に関して調整を進め、平成31年1月29日に「平成30年7月豪雨災害 砂防・治山施設整備計画(緊急事業)」を公表しました。
緊急事業に続き、再度災害防止のため、令和元年度に新たに採択された激特事業等を加え、「平成30年7月豪雨災害 砂防・治山施設整備計画(緊急事業・激特事業等)」を作成しました。[令和元年5月17日(9月4日更新)]
広島県が実施する砂防・治山の緊急事業の市町ごとの概成見込について追加しました。[令和元年9月12日]
こちらからご覧ください。⇒ 平成30年7月豪雨災害 砂防・治山施設整備計画(緊急事業・激特事業等)について【森林保全課・砂防課】
ため池の整備・廃止・管理等に関する方針
広島県のため池総合対策を進めていく上での考え方をまとめました。[平成31年3月29日]
こちらからご覧ください。⇒ 広島県のため池情報 (ため池の整備・廃止・管理等に関する方針)
また、防災重点ため池(平成31年3月末時点)の位置、名称、決壊時の浸水想定範囲等を地図上で閲覧できる「広島県ため池マップ」を公開しています。⇒広島県ため池マップ(外部サイト)
平成30年7月豪雨災害を踏まえた治山対策方針
平成30年7月豪雨災害を踏まえ、林野庁「治山対策検討チーム」が作成した中間とりまとめの内容を参考にしつつ、本県の治山対策のあり方について検討を行い、治山対策方針を策定しました。[平成31年4月11日]
こちらからご覧ください。⇒平成30年7月豪雨災害を踏まえた治山対策方針について
平成31年4月の取組状況
広島県では、特に被災規模が大きな地域について、復旧プランや今後の生活再建に向けた取組の工程(ロードマップ)を作成しました。[平成30年7月26日(8月17日更新)]
今後、県内の他の被災地においても、県と地元の市町が一緒になりながら、被災者の皆様の生活支援、生活再建に向けて取り組んでまいります。
各地区のロードマップはこちらから
「創造的復興予算」の概要はこちらをご覧ください。
⇒「創造的復興による新たな広島県づくり」の事業一覧 (PDFファイル)(188KB)※復旧・復興プラン進捗状況(令和5年6月)より抜粋
以下に主なものを掲載します。
地域支え合いセンターにおいて、見守りや日常生活上の相談支援、住民同士の交流機会の提供を行います。また、地域共生社会の実現に向けて、地域福祉支援計画の策定や、小規模社会福祉法人の地域貢献の促進に向けたネットワーク化等を進めます。
※「地域共生社会」とは…誰もが住み慣れた地域で生きがいをもって暮らし、共に支え合うことができる社会のこと
市町地域支え合いセンター(戸別訪問)
⇒12市町の地域支え合いセンターの開設場所や連絡先はこちらをご覧ください。
「広島こころのケアチーム」を運営し、被災者の孤立死や自殺の防止、生活再建に向けた市町及び市町地域支え合いセンターの活動を支援します。
こころのケアチーム(ミニ健康講座)
こころのケアの相談窓口
平成30年7月豪雨災害により被害等を受けられた方の精神的不安・ストレスに対するケア相談や情報提供を行っています。気持ちが前に向かない、つらい、悲しい気持ちが続いている、そういった場合は相談機関に相談しましょう。
災害廃棄物について、処理が困難な被災市町の事務を受託します。また、災害廃棄物処理のために過大な財政負担が生じた市町に対して補助を行います。
災害廃棄物二次仮置場
災害等の非常事態の中で通常業務の早期回復が図れるよう、中小企業等のBCP(事業継続計画)の策定を支援します。
BCPの策定(イメージ)
災害により落ち込んだ観光需要を取り戻し、観光産業を再び拡大・成長路線に戻すため、「観光地ひろしま」のイメージ回復と更なる需要喚起に向けたプロモーションを展開します。
観光キャンペーン「顔出しんさい!広島県」(令和元年8月末をもって、全県的な展開は終了しました)
被害を受けた農地・農業用施設及び林道の復旧事業や漁場に流入した流木等の堆積物除去事業を実施します。
復旧後の農地(イメージ)
被災した小規模事業者に対して、販路開拓等の事業再建に取り組む費用の一部を助成します。
被災地域等における災害復旧事業については、優先順位を踏まえながら順次工事に着手し、3か年での復旧完了を目指します。また、改良復旧事業についても、5年以内での事業完了を目指します。
災害関連緊急砂防事業
災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業
※写真は平成26年8月20日豪雨災害での整備事例
土石流・がけ崩れ・地すべり・洪水・高潮などの災害から県民の生命・財産を保全するため、災害復旧を優先しつつ、砂防・治山施設や、護岸・防潮堤などの防災施設を順次整備するとともに、各種ソフト対策を強化します。
防潮水門・排水機場整備による高潮対策
県民及び自主防災組織等が、災害から命を守るために適切な行動をとることができるよう、県民、自主防災組織、事業者、行政等が一体となった県民総ぐるみ運動を推進します。
広島県「みんなで減災」県民総ぐるみ運動(バナーをクリックすると事業サイトが開きます)
県民自らが災害発生の危険性を察知し、命を守る行動をとれるよう、警戒レベルに対応した防災気象情報の配信や、多言語対応など、防災情報メールシステムの機能強化を実施します。
復旧・復興プランや県の取組については次のページでもわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
(画像をクリックすると各ページにジャンプします。)
ひろしま県民テレビ「安心を共に支え合う」[2019年9月29日]
被災地の生活支援やコミュニティ支援に取り組む「地域支え合いセンター」の取組をご紹介!
【関連動画へのリンク】
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