県と「Teamがん対策ひろしま」登録企業は,取組の一つとして「がん治療と仕事の両立支援」の体制整備を行っており,令和2年度からは,新たに「両立支援に関する相談窓口(担当者)を社内に設置・周知する」という目標を設定し,共に取り組んでいます。
この度,目標達成を後押しするために,希望する登録企業オリジナルの「両立支援宣言カード」を初めて作成し,社員の皆様に配布しました。
※第7期登録企業の株式会社ポップジャパン様(広島市安佐南区)に御協力いただき,実際の啓発カードを掲載しています。
企業名だけでなく,希望する場合ロゴマークなどを入れるとともに,社内の相談窓口と連絡先を大きく明記し,各社オリジナルで作成しました。デスク等に挟んでおくなど,保管していただきやすいよう名刺サイズで作成しました。
「がんになってもすぐに会社を辞める必要はありません。」「会社として必要なサポートを行います。」「まずは担当者にご遠慮なくご相談ください。」などのメッセージを,登録企業の代表者や担当部署の責任者などから直接発信していただくことで,社員の方に強力に周知しています。
「がん治療と仕事の両立支援」と聞いても,イメージがわかない方もおられると思います。そこで,「両立支援宣言カード」の配布にあたり,啓発チラシを一緒に配布することで,社員の方に「がん」や「両立支援」について知識を深めていただくこととしました。
両立支援宣言カード配布用 啓発チラシ (PDFファイル)(1.52MB)
日本では,生涯のうちに2人に1人ががんにかかり,3人に1人ががんで亡くなっています。広島県においても,毎年2万人以上の方ががんになり,8千人以上の方ががんで亡くなっています。(昭和54年以降,県民の死因第一位です。)
また,がんの約3割は就労世代(15歳~64歳)で発症しており,広島県では,年間約5,500名の就労世代の方が,がんと診断されています。(※2017年全国がん登録による)
がんは決して他人事ではなく,誰もがなる可能性のある疾病の一つです。
広島県における年齢階級別がんり患者数
(2017年全国がん登録:男女別)
医療の進歩などにより,通院治療しながら日常生活を送ることができるがん患者さんが増えています。
がんになっても支えてくれる会社であれば,社員も安心して働き続けることができますし,会社側も貴重な人材を失わずにすみます。
不安や悩みは一人で抱え込まずに,まずは会社に相談しましょう。そして,治療計画やどんなサポートをして欲しいかなどを伝えましょう。皆様の会社はしっかりと支えてくれるはずです。
悪性新生物(がん)における退院患者平均在院日数の推移
(厚生労働省「患者調査」)
広島県のがん情報サポートサイト「広島がんネット」に,がん治療と仕事の両立支援について詳しく掲載しています。
県では,「がん予防・検診」,「がん治療と仕事の両立支援」,「がん患者団体等への支援」の3つ,いわゆる総合的ながん対策に取り組む企業をTeamがん対策ひろしまとして登録し,様々なバックアップを通じて共に取り組んでいます。
「Teamがん対策ひろしまに登録して,自社でもがん対策を始めたい!」「登録制度に興味があるから,少し話を聞いてみたい。」という方には,県の担当者が登録制度のご説明をさせていただきますので,広島県健康づくり推進課(082-513-3093)までご連絡ください!
令和2年度のTeamがん対策ひろしま第7期登録にあたり,広島県知事から登録企業の皆様及び県内の事業主の皆様に向けたメッセージです。参考にご覧ください。(動画時間3分15秒)
※県公式Youtubeチャンネルにリンクします。
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