高齢者のための住宅改修ポイント
印刷用ページを表示する掲載日2024年9月23日
高齢者が安全に快適に生活できる住宅とまちづくりを考える建築士会員のグループ「高齢者住宅と福祉のまちづくり研究会」が作成した「高齢者のための住宅改修ポイント」を紹介します。
ポイント１ 失敗しない工事見積書の読み方
金額に見合った正当な工事がなされるためには、事前に見積書の内容を確認しておくことが大切です。
工事見積をどのようにチェックしたらよいのか、建築士の目から見たポイントをあげます。事業者まかせにしないであなた自身で確かめましょう。
ポイント２ 失敗しない手すりの選び方・取り付け方
身体機能の低下に伴う動作の困難さや怪我の危険性を避けるには手すりが有効な働きをしてくれます。何気なくそっと支えてくれる住まいの備えをしておくことが本人の生きがいにもなりますし、家族の介護を軽減してくれるのです。
ポイント３ 安全で使いやすいトイレ
狭い空間での衣服の着脱、身体の向きを変えたり上下移動するなど複雑な動きが多く、ケガが多い箇所です。安全で使いやすいトイレにすることは人生最後まで自立の心を養い尊厳を保つ事にもなるのです。
ポイント４ 安心で快適な浴室・脱衣室
入浴は心身を清潔にしかもリラックスさせてくれますが、転倒事故などによるケガの危険が潜んでいます。滑らない、つまずかない、転ばない浴室づくりが大切です。
ポイント５ 居心地の良い寝室・居間
寝室・居間は日常生活の最も大切な場です。使いやすくて居心地の良い居室にすると健康にも良い影響を与える、生活する意欲の向上にもつながります。自分流の生活に合わせた居場所を考えてみませんか。
