家庭でできる食中毒予防のポイント ~お弁当づくり~
印刷用ページを表示する掲載日2024年5月31日
子どもたちの遠足や運動会など楽しいイベントにはお弁当はつきものです。
お弁当は調理してから食べるまでに時間がかかるため、食中毒のリスクが高くなります。
お弁当づくりのときは、通常の食中毒予防のポイントに加え、次のポイントにも気を付けましょう!
1.準備のポイント
- お弁当を作る前は指のあいだや指の背の関節部分などまでしっかり手洗いしましょう。
- 調理の時は時計や指輪・アクセサリーなどは手からはずしましょう。
- 手にケガをしているときは使いすて手袋をして調理をしましょう。
※ケガをした手指には「黄色ブドウ球菌」が多く存在しており、食中毒の原因となります。 - お弁当箱は隅々までしっかり洗い、よく乾かしたものを使いましょう。(パッキンは外して洗いましょう)
2.調理のポイント
- 調理に使用する器具や生肉・生魚を扱った包丁やまな板は、洗浄と消毒をしてから他の食品に使いましょう。
- 冷凍された食品の解凍は電子レンジや冷蔵庫の中で行いましょう。
- 肉や魚などは、中心部まで十分に加熱しましょう。
- 材料は新鮮なものを使い、よく火を通しましょう。また、なるべく当日に調理しましょう。
- やむを得ず、前日の残り物などを使うときは,しっかり再加熱しましょう。
- おにぎりは素手でなくラップにつつんで握りましょう。
3.詰めるときのポイント
- 水分が多いと細菌が増えやすいので、おかずの汁気はよく切って詰めましょう。
- 仕切りや盛り付けカップを効果的に使用し、水分がほかの食品に移らないようにしましょう。
- 生野菜・果物はよく洗い、水気をよく切って詰めましょう。別容器にいれると、より安全です。
- ご飯やおかずを熱いまま詰めると蒸気がこもって水分になりますので、よく冷ましてから詰めましょう。
4.食べるまでのポイント
- お弁当は涼しいところに保管し、早めに食べましょう。
- 暑い時期や長時間持ち歩くときは保冷剤を使いましょう。
また、低温で管理できるクーラーボックスを活用しましょう。 - 車の中や、日のあたるところに置くのは厳禁です。
- 冬場には、暖房が効いている室内に長時間置くのはやめましょう。
<参考>
お弁当づくりによる食中毒を予防するために(農林水産省ホームページ)