本県における緊急事態宣言が延長されたことを受けて、今後の対応についてご説明します。
【参考リンク】
令和3年9月9日開催新型コロナウイルス感染症に係る第46回広島県対策本部員会議資料等について
「緊急事態措置」の実施期間延長に伴う新型コロナ感染拡大防止のための集中的な対策について (PDFファイル)(449KB)
広島県におけるイベントの開催条件について (PDFファイル)(186KB)
※イベントの事前相談、事後報告等の取り扱いについて
感染状況及び感染シミュレーション
緊急事態宣言延長 [ 飲食店等への要請 頑張る中小事業者月次支援金 集客施設への要請 イベントの開催要件]
県民・事業者の皆様への要請 [ 県外往来 人出 ]
県の取組 [ 医療提供体制 検査体制 ]
ワクチン接種 [ ワクチン接種の迅速化 優先接種枠の設定 20代・30代の接種状況 ]
県内の感染状況ですが、9月8日現在、 直近1週間の人口10万人あたり新規報告者数がステージ4目安値を超え、45.5人となっています。
また、10万人あたりの療養者数及び入院率が、ステージ4目安値を超えている状況です。
病床のひっ迫具合はステージ4目安値に近く、46.9%となっています。
また、感染シミュレーションでは。感染状況は減少に転じたものの、前回のピーク時と同程度となっています。
皆様の行動様式がお盆前のものに戻れば、再び感染が急拡大すると予測しており、まだまだ油断できない状況です。
このような状況を踏まえ、国に対しては、緊急事態宣言の延長を要請しており、この度、適用されました。
なお、感染状況から、本県のステージは4です。
ここからは要請についてご説明していきます。
引き続き、県内全域の、酒類またはカラオケ設備を提供する飲食店へ、原則、休業を要請します。
休業しない場合は、20時までの時短営業かつ、お酒やカラオケ設備の提供は行わないことを要請します。
なお、希望する事業者には、36万円を早期給付することにしており、9月15日から申請を受け付けます。
【期間】
【要請内容】
【支給単価】
【早期給付】
【支給要件】
続いて県内全域の、酒類又はカラオケ設備を提供しない飲食店に対しては、時短営業を要請します。
こちらの場合でも、希望する事業者には、36万円を早期給付いたします。
【期間】
【要請内容】
【支給単価】
【早期給付】
【支給要件】
飲食店の休業・営業時間短縮や外出自粛等の影響を受け、売上が減少した県内中小事業者に対して、県独自の支援策、「頑張る中小事業者月次支援金」 を実施しております。
また、県内全域の飲食店に対し、酒類提供停止の要請を この8月、9月も実施したことに伴い、大きな影響を受けている酒類販売事業者を対象に、上限額を引き上げるなど、支援を拡大しております。
【対象】
【対象期間】
令和3年5月~9月
【支給額】
【支給要件】
続いて、人が集まる施設への使用制限です。
面積に応じて要請等の内容が異なりますが、現在と同様に、1,000平方メートル超の施設に対して、20時までの時短等を要請します。
10,000平方メートル超の商業施設等に対する土日祝休業は、感染状況、昼間の人出の状況等を踏まえて、別途判断して要請します
具体的な要請日については、感染状況や、昼間の人出の状況等を踏まえて、改めて決定します。
時短及び休業に応じていただけた場合の協力金については、下記のとおりです。
施設の種類(例)
要請または働きかけ内容
【1,000平方メートル超】
【1,000平方メートル以下】
【共通】
【土日祝日の休業要請】
10,000平方メートル超の商業施設等に対する土日祝休業は、感染状況、昼間の人出の状況等を踏まえて、別途判断して要請します
対象施設:商業施設、遊技施設、遊興施設、サービス業
【協力金について】
対象事業者/支給要件
【1,000平方メートル超の大規模施設を運営する事業者】
・要請期間中のすべての日で要請に応じた運営事業者
【大規模施設のテナント事業者】
・要請期間において、要請に応じている大規模施設の区画を賃借し出店している店舗を運営する事業者
・当該大規模施設が要請に応じている要請期間に準じて、同様の営業時間の 短縮を行った事業者
支給額
1日当たり給付額×(要請に応じて短縮した時間÷本来の営業時間)×対応日数
※1日当たり給付額
大規模施設:対象床面積1,000平方メートル毎に20万円、テナント:対象床面積100平方メートル毎に2万円
(10店舗以上のテナントを持つ大規模施設事業者の場合、別途把握管理に係る経費を支給する)
イベントの開催要件については、現在と同様に、
を要請します。
【参考リンク】イベントの事前相談、事後報告等の取り扱いについて
(1)9月13日以降のイベントに適用
・9月12日までにチケットが販売されたイベントについては、9月12日までに販売されたチケットに限り要件を適用せず、チケットをキャンセル不要と扱うこと。
・また、9月10日以降、開催要件を満たさないイベントのチケットの新規販売は行わないこと。
(2)21時までの時短を要請
(3)【収容定員に収容率をかけた人数】と【人数上限(5000人)】の少ない方を限度とする
収容率
人数上限
県民と事業者の皆様への要請です。
通院・通勤・通学を除き、県外往来は、最大限自粛してください。
また、特に東京圏・大阪圏への出張は控えてください。
例えば機械の保守などで業務上どうしても必要な場合は除き、原則、延期かwebでの代替をお願いします。
次の図は、東京都及び大阪府からの流入人数と、本県における直近1週間の人口10万人あたりの新規報告者数の推移です。
点線の東京都及び大阪府の流入人数が急増した後に、本県でも感染拡大が起こっています。
このことから、東京都及び大阪府の流入人数と、本県の感染状況は一定の関係があることが示唆されます。
そうしたなか、週末に限らず、平日でも1000人以上の方が東京・大阪へ移動しており、その数は去年よりも増えています。
よって今回、東京圏・大阪圏への出張は控えていただくようお願いしています。
また、東京大阪に限らず、今は県外との往来で感染の持ち込みを避けるために県外往来は最大限自粛してください。
先日の繰り返しになりますが、9月の連休は県外に行かないでください。
親戚・友達を呼ばないでください。
今、この高い感染状況のまま、去年のように多くの往来により県外から感染を持ち込まれると、かつてないほどの感染急拡大になると考えています。
下の図は、県外からの流入データ及び県外への流出データですが、昨年の9月の連休には、東京大阪から多くの人が来ました。
続いて、流出データですが、やはり昨年9月に多くの人が東京・大阪へ行きました。
県外から旅行などで来る人も禁止したいところですが、残念ながら法律上それはできません。
でも、県民の皆さんの行動で、急拡大のリスクを下げることができます。
確実に抑え込むために、9月の連休は特に、県外へ行かないでください、呼ばないでください。
ここからは、人出についてです。
昼間について、一段と下げる必要があります。
感染が下がっていても、緊急事態宣言を延長するほどの水準です。
全県で外出を半分に、テレワークの徹底をお願いします。
次に夜間の人出についてです。
事業者の皆様の御協力のおかげで、目標をクリアできています。
引き続き、低い状態を維持してかないといけません。
県民の皆さんは、協力要請に応じていない店舗は利用しないでください。
路上飲みもやめてください。
本県が継続的に取り組んでいることの一つが、県民のみなさまへの医療提供体制の拡充です。
特に、療養先としてのホテル室数の確保に関して、県民のみなさまの安心できる療養環境整備のため、確保の取組を進め、ホテルの協力もあって、人口あたり全国3位まで確保するに至りました。
また、追加で酸素センターなどの臨時の医療体制、新たな治療法として、抗体カクテル療法を受けられる体制、在宅療養が必要な県民に対して、オンライン診療などの体制を、医療機関と連携し、整備してきました。
このように、県民のみなさまの療養に対する幅広いニーズに応えられる体制を引き続き、整備してまいります。
【医療提供体制】
入院や宿泊療養に留まらず、幅広いニーズに応えられる体制を、医療機関と連携し、整備
[臨時の医療体制]
[新たな治療法]
[在宅]
加えて、継続的に取り組んでいることとして、PCR検査体制の拡充があります。
県民のみなさまが多様な場所や方式で受検できるよう、無症状者に対するPCR検査の受検体制を整備してきました。
直近1週間で見ると、検査を受けた方が、100人に1人となっており、このような検査体制拡充の結果、検査が身近になってきたと、考えています。
PCR検査の実施について
【検査体制】
無症状検査について、多様な場所や方式で受検できるよう、体制を整備
直近1週間で受検した県民は100人に1人
[無症状]
[有症状] 検査件数:9,286件(8/31~9/6)
最後にワクチンの話です。
県では、ワクチン接種の迅速化の取組として、県内に大規模接種会場を4か所設置します。
具体的には、広島市、福山市、東広島市、三次市に設置し、広島県に住民票のある12歳以上の方を対象とします。
4会場で、103,900回、51,950人分の接種を見込んでいます。
【県大規模接種会場の概要(4か所)】
広島会場(天満屋八丁堀ビル6階)
新型コロナワクチン大規模接種(広島市)
・設置期間 9月3日~10月27日、接種回数 53,420回(26,710人)
福山会場(広島県立ふくやま産業交流館(ビッグ・ローズ))
新型コロナワクチン大規模接種(福山市)
・設置期間 8月31日~10月25日、接種回数 27,940回(13,970人)
東広島会場(東広島運動公園)
新型コロナワクチン大規模接種(東広島市)
・設置期間 9月17日~10月25日、接種回数 18,060回(9,030人)
三次会場(広島県三次庁舎第三庁舎)
新型コロナワクチン大規模接種(三次市)
・設置期間 9月18日~10月30日、接種回数 4,480回(2,240人)
また、大規模接種会場では、
優先接種枠として設定しております。
特に、若年層については、接種意向と接種率との差が大きく接種をしたいが受けれていない方が多くいると考えております。
また、 妊娠中に感染すると、特に妊娠後期は重症化しやすく、早産のリスクも高くなるとされていることから、妊婦とその家族やパートナーへの接種機会を確保し、妊婦を守る必要があります。
いずれも接種しやすいように、土日祝日の枠を平日より多く確保していますので、接種を希望される方は、ぜひ、ご活用ください。
予約枠は休日と近い日から埋まりつつありますが、現時点では、若年層が約9,000人、妊娠中の方が約1,300人分の空きがまだありますので、ぜひ、お早めに予約をしてください。
先ほどのグラフにもありましたように、20代、30代の1回目ワクチン接種率が、それぞれ約35%、約38%となっています。
つまり、3人に1人はすでにワクチンを接種しています。
このように、20代、30代においても、ワクチン接種は広がっていると考えています。
繰り返しになりますが、県では若年層への優先枠として、4つの会場で、10月下旬まで接種期間を設けています。
ぜひともこの機会のご活用をお願いします。
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