【西部会場】令和元年9月12日(木)10時00分~16時00分 広島県庁自治会館 1階101会議室
【東部会場】令和元年9月6日(金)10時00分~16時00分 広島県福山庁舎第3庁舎 8階381・382会議室
《西部会場》
《東部会場》
「親プロ」講座を実施するとき,起こり得る具体的な事例の対応について,アイデアを出し合うことをねらいとして演習を行いました。
テーマを時間編,参加者編,運営編の3つに分けて,それぞれのテーマで2つずつ6つのケースについて交流しました。
時間編のケース「グループによる時間の差」では,早々に話が終わったグループには,ファシリテーターがグループ内で出された意見を深堀したり,盛り上がっているグループを参考にテーマに関連した話題を提供するといった意見がありました。また,進行が遅れているグループには残り時間を伝え,参加者全員が時間内に話すことが出来るよう配慮していくという意見がありました。
参加者編では,参加者に感謝の気持ちをもち,安心して参加してもらうことが大切であるという意見がありました。具体的には,「書きたくないことありますよねぇ」と参加者に寄りそって声を掛け,「3つの約束+1」の「パス有」を使ってもらい,「言いたくないことは言わなくても大丈夫です。聞くだけでも自分の中で納得して持ち帰るものをみつけてくださいね」と伝えるなど参加者が安心できる場であることを認識してもらうことが大切であるといった意見がありました。
運営編のケース「当日まで人数がわからない」では,事前アンケート等で人数を把握しておくことや参加人数をある程度想定し準備しておくこと,アイスブレイクの中でグループ分けをする際に中学校の先生にお願いしておくなどの意見がありました。
多くのファシリテーターの方の経験による話から,学びが深まりました。
(参加者の感想)
○ケースの中には実際に経験したことがあるものもあり,他の方の意見が聞けて参考になりました。
○自分が対応したケースの振り返りになりました。また,周りの方から多くのヒントがいただけました。
○初心者の人からベテランの人までいろいろな視点で意見が聞けてよかったです。内容がとても参考になりました。
○様々なケースに対して,対応を考える場ができてよかったです。これからの現場で生かしていきたいと思いました。
演習資料 (PDFファイル)(1.14MB)
演習シート (Wordファイル)(57KB)
《西部会場》
《東部会場》
これまで経験した講座等の様々な取組を聞き,学び合うことをねらいとして実践交流を行いました。講座実施のときに工夫していることや持参したアイテム,市町の取組,他のファシリテーターや市町担当者に聞いてみたいこと等を交流しました。
準備段階の工夫として,ワークシートへ展開案を直接記入し,ワークシートを見ながらスムーズに進行が行えるようにしていること,場づくりとして,参加者に赤ちゃんのときの写真を準備して会場に飾ってもらったり,赤ちゃんの体重と同じ熊のぬいぐるみを準備したりするなど,和やかな雰囲気になるよう工夫して実施していると紹介がありました。
展開中の工夫として,アイスブレイクのときに活用されている絵本,ラミネートされた具材シートに考えたことを書き込んで一つの鍋に入れるおでん等が紹介されました。また,参加した証として最後にしおりを渡すことも紹介されました。
市町の取組として,養成講座を受けた人が実際に親プロ講座ができるように仕組みづくりを行い,人材育成を図っていることも紹介されました。
どのグループもいろいろなアイデアや経験したことの話で盛り上がりました。
(参加者の感想)
○経験豊富な方から貴重な体験談を語っていただき,参考になりました。
○しおりを手作りして,参加者へ配付されていると伺い,参加者に喜ばれる取組だと思いました。
○アイスブレイクに仕掛け絵本を活用する等のアイデアを得ることができました。
○展開案や留意事項等をワークシートに記入する方法を真似したいと思いました。
《西部会場》
《東部会場》
本番さながらの雰囲気で講座を実施することで,実際の親プロ講座を取り組みやすくすることをねらいとして,ファシリテーターと参加者に分かれ,40分間の「模擬講座実施体験」を行いました。使用する教材は,講座での使用頻度の高いものの中から,今までのステップアップ研修で扱われなかったもの1つ,本県の施策である「子供の意見やことばの力を育む共感的な子育てスタイル」の中から昨年度開発したもの1つ,の計2つを選びました。
各グループ内において,それぞれの教材を交代でファシリテーター役を決めて行いました。西部会場,東部会場とも各4グループで,20名近くの方がファシリ―テーター役を務めました。
また,各グループには,講座経験が豊富な「親プロ」ファシリテーターが1人ずつ支援者として入り,アドバイスを行ってもらいました。
支援者からは良かった点として,最初の導入で「1歳から4歳の親として考えてください」と参加者へ丁寧に確認することが目的意識へと繋がったり,ファシリテーターが自己開示したり,共感的に接することで参加者が考えを言いやすい雰囲気になった等の話がありました。
アドバイスとしては,話し終える時間はベル等を使い知らせると参加者に伝わりやすいこと,無理に時間を制限しないこと,3つの約束はどうして守らなければならないかを確認することや具体的な動作の指示を行うことで参加者が安心して取り組めるというものがありました。また,付箋紙の使い方として,一人の人が一色で書くことで,考えを見える化してつなげていくことができることや付箋ののり面を縦に貼るとはがれにくいという技術の紹介もありました。
(使用教材)
教材21番「ほどよい距離感って?~子供の自立と親の自立~」
ワークシート (Wordファイル)(566KB)展開案 (Wordファイル)(43KB)
教材コ-4番「いきなりどなっていませんか?」
ワークシート (Wordファイル)(1016KB) 展開案 (Wordファイル)(38KB)
(支援者)
西部会場 呉市「親プロ」ファシリテーター 青木 美於
三次市「親プロ」ファシリテーター 行政 智
東広島市「親プロ」ファシリテーター 小早川 かおり
廿日市市「親プロ」ファシリテーター 中丸 直見
東部会場 福山市「親プロ」ファシリテーター 北川 瑞緒
府中市「親プロ」ファシリテーター 網野 千惠子
庄原市「親プロ」ファシリテーター 徳岡 千鶴
世羅町「親プロ」ファシリテーター 火田 里依子
(参加者の感想)
○実際体験しないと分からない点も多かったので,ファシリテーターと参加者の両方体験でき学ばせていただきました。
○自分で迷っていたことに対してアイデアをいただけました。楽しんで皆さんと意見を述べることができ自分の学びに繋がりました。
○模擬講座で初めてファシリテーターとして1人で実践しました。緊張しましたが自分の足りない点など見えてきました。
○経験のあるファシリテーターからいろいろなアドバイスをいただき,自信になりました。実践するときに生かしていきたいと思いました。
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