平成30年8月16日(木) 10:30~11:30/三次市地域子育て支援センター
三次市地域子育て支援センター「あいあいキッズ 三次」/0歳から6歳児の保護者と保育士5名
メイン:行政 智
サ ブ:伊藤 美幸
三次市地域子育て支援センター「あいあいキッズ 三次」で,「親プロ」を活用した講座が開催されました。
「あいあいキッズ 三次」では,毎週2~3日,工作やリトミック,レクリエーション等のイベントが開催されています。
この日はお盆の時期でしたが,0歳から5歳の子供を持つ保護者,保育士5名が参加しました。
小さなちゃぶ台を囲んで「親プロ」講座がスタートしました。
はじめに,ファシリテーターが「親プロ」について説明しました。
次に,ファシリテーターから順番に自己紹介をしました。自分と子供について,それから,今日のワークシートのテーマとも関係する「周りの人から言われて嬉しかったこと」もあわせて紹介することにしました。
全員が自己紹介を終えたところで,ワークシートを配付し,テーマについて説明しました。
本日の教材コ-2「ほめて“楽”に子育て~悩むの中止で注視しよう~」は,概ね2,3~6歳児の親を対象に,魔法の虫メガネで子供を見るマンガを通して,子供の気持ちに共感し子供の良いところを見つけてほめることの大切さについて考える内容です。
マンガを読んで,参考資料1「保護者の子育てや家庭での悩み」の説明をしました。
そして,家庭での自分の様子を振り返って,一人ずつ話してもらいました。
参加者の一人が,「ほめるより,怒ってしまうことが多いかも」と話してくれたので,どんな場面でそうなったかも聞いてみました。
すると,「子供がよく動くようになり,危険なこともあるので怒ってしまう」「忙しくて,自分の気持ちに余裕がないと,怒ってしまう」等の意見が出ました。
さらに,「子供が迷子になった時」という具体的なテーマを設けて,どんな気持ちになるか,みんなで考えるということも行いました。
ファシリテーターが,ちゃぶ台の上に大きな紙を広げ,参加者の発言をその場で書いていきました。
こうして「見える化」することで,参加者が何をしているのか,見ても分かるようにしました。
その後,見つかった時の気持ちも想像しました。
実体験を交えてたくさんの話がでてきました。
こんな時,なかなかほめるのは難しそうという意見の他に,安心した気持ちや,子供の気持ちを考えるという意見も出てきました。
その後,教材のマンガに戻り,ほめる時の言葉がけを考えました。
考えるだけではなく,「ほめ方練習」として,2人1組でロールプレイングをしながら,実際にほめることをしてみました。
最後に,ファシリテーターが「危険な時,心配して怒ることもあると思うが,その後,気持ちが落ち着いたら,子供に寄り添うことも大切」と話し,「子育ての中で,ここで話したことを,思い出してもらえれば」と呼びかけました。
アンケートの記入と,振り返りを行って,講座は終了しました。
講座の後,ミニ工作タイムがありました。
うちわの表面に子供の写真を貼り,裏面に保護者への応援メッセージをファシリテーターが書いて渡しました。
応援メッセージには,「お母さんの笑顔が子どものパワーだよ!」「お母さんたまにはゆっくりしてね!」といったことが書いてありました。
参加者は,夏らしいお土産を持って帰ることができました。
・もっと褒めてみようと思いました。
・皆さんの意見を聞けて役に立ちました。
・怒ってばかりで,子供がワーとなったら止められないことがありますが,少し楽になりました。
・ほめ方練習などで,普段慣れないことも言葉に出して実践したことで,表現をすることの大切さに気づいてもらえたと思います。親の素直な気持ちを子供に伝えることも大切。「難しく考えなくていいんだ」と思えたことで,子育てに対する安心感が少しでも高まればと思います。
・子供が迷子になったらどうする?見つかったらどんな気持ちになる?など,話を広げながら,子供のこと,自分のことなどについての課題が見えてくるように工夫しました。どんな言葉がけをするかなど,保護者同士で話が進んでいました。
・終わりに,ミニ工作(オリジナルうちわ)を作りました。何をどう貼るから始まって,うちわ作りをきっかけに,子育ての悩みなどいろいろな話ができて良かったと思います。