令和元年9月3日(火曜日)12時45分~16時30分・広島市総合福祉センター ホールA・B・C
「ワクワク学び隊」登録チーム 16チーム 48名
登録チーム所属大学関係者 1名
放課後子供教室コーディネーター等関係者,市町教育委員会等事業担当者等 33名 合計82名
司会:食いしん坊 チーム代表 松村 知歩
うぇるだん チーム代表 猪子 実咲
今年度は,「食いしん坊」チーム代表の県立広島大学4年の松村知歩さんと,「うぇるだん」チーム代表の福山市立大学3年の猪子実咲さんのお二人に司会を務めていただきました。二人には落ち着いた丁寧な進行をしていただきました。
進行:安芸の子リーダー養成協会KAPPA組
開会行事に続いて,「安芸の子リーダー養成協会KAPPA組」さんによるアイスブレイクを行いました。「ペンシルゲーム」というペンを使ったアイスブレイクでした。隣合った人とお互いの指先でペンを支え,ペンを落とさずに指示どおり動けるか,というものでした。二人でペンを支えながら,ペンを上下したり,横にステップしたり…簡単そうに見えて,実際やってみると意外に難しく,二人で息を合わせて上手くいったときには自然と笑顔になりました。シンプルなルールで準備物もペンだけですが,人数や難しさも調整でき,ぜひ他の場でもやってみたいアクティビティを紹介していただきました。BGMにチームのオリジナル曲を使用するなど,雰囲気づくりにも工夫がされており,あっという間に参加者の緊張がほぐれていきました。
今回の実践交流会で初めて他のチームの活動を知るという参加者がほとんどなので,各チームの代表者に自己紹介ならぬチーム紹介をしていただきました。チームごとに30秒という短い持ち時間でしたが,それぞれ,チームの概要やPRタイムに向けての意気込みなどを発表しました。
テーマ:「つどい,まなびあう。『ワクワク学び隊』ライブPR!」
発表者:「ワクワク学び隊」参加チーム
交流会参加の全16チームが,赤,青二つのブースに分かれ,同時進行で,チームの活動内容や今後放課後子供教室等でやりたいことなどを紹介しました。パワーポイントなどを使用して分かりやすくまとめたり,中には,レクリエーションや紙芝居の実演,工作の作品を持参するなど,どのチームも「伝える」ことを意識し,工夫を凝らした発表でした。聞く人たちも「チーム活動紹介シート」も併せて見ながら,また時折メモをとりながら真剣に聞いていました。
各チームの発表の後は,質疑応答や感想を伝える時間をもちました。さらに,その後の「いいね!」カードを渡す時間では発表を聞いた人からのあたたかいメッセージに発表者の表情もほころびました。
「ワクワク学び隊」の皆さんには,これからの活動の参考に,教室等関係者の方には秋以降の受入れの参考となる時間になりました。
テーマ:「つながり,ひろがる。ワクワクの“輪”」
「チーム活動紹介シート」をもとに,「ワクワク学び隊」からはPRタイムの感想・他のチームにもっと聞きいてみたいこと・活動を通して得た成果や課題・教室関係者に聞いてみたいことについて,教室等関係者の皆さんからは,日頃の活動を通して感じていること・「ワクワク学び隊」に期待すること・アドバイスなどについて出し合い,交流をしました。どのグループも積極的に交流していて,活動可能地域や活動時の安全対策についてなど広いテーマで話し合いました。
その後,グループで話し合われた内容を全体の場で発表しました。「色々な立場の人が交流することの大切さを感じた」「違う視点からアドバイスをもらい,今後の活動の参考になった」「学生が放課後子供教室の活動に参加することの意義を感じた」などの声がありました。「ワクワク学び隊」チームと教室等関係者がしっかりと交流できる貴重な機会となりました。
○チーム活動紹介シートはこちらから (PDFファイル)(7.82MB)
「これからの地域学校協働活動と『ワクワク学び隊』~地域の大人と大学生が創る子供の学びと未来~」
講師:下関市立大学 准教授 天野 かおり
最後に下関市立大学の天野先生にボランティア活動の意義,地域学校協働活動とコーディネーターの役割などについて講義とまとめをしていただきました。
講義の中では,“つながり”が強い地域では教育や経済など様々な分野で“うまくいく”ことや,ボランティア活動が犯罪・災害に強い地域づくりにつながることなどについてデータや調査を基にしたお話しがありました。また,「ワクワク学び隊」の基盤である地域学校協働活動について,地域と学校の関係の変遷から,その活動の目指すこと,効果などについて詳しく御説明いただきました。
参加者からは,「自分たちの活動が意義のあるものだと理解することができた」「地域と学校の関係性について考え直すことができた」「これからの地域学校協働活動について深く学ぶことができた」「『ソーシャルキャピタルの豊かさとボランティア活動などの市民活動の活性化には,ポジティブフィードバックの関係にある』という点で,今後より一層ボランティア活動の充実を図っていく必要があると感じました」等の感想がありました。
学生にとっては活動の意義づけを,教室関係者にとっては,「ワクワク学び隊」を受け入れる意味を再確認する講義・まとめとなりました。
最後に2人の司会者から「多くのチームの活動や教室関係者のお話を聞くことができて,とても貴重な一日となりました」「様々なチームの活動や考えを知ることができ,参考になりました」と,一日を通しての感想がありました。
終了後,交流会参加チームみんなで集合写真を撮りました。
今年も1日の実践交流会を通してワクワクの“輪”が広がりました。
多くのチーム,教室関係者に御参加いただきました。
チーム紹介の時に使用した各チームが作成したパネルです。
御参加,御協力いただいた皆さまありがとうございました。
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