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新型コロナウイルスワクチンの交互接種について

印刷用ページを表示する掲載日2024年4月1日

新型コロナウイルスワクチン交互接種の概要

こちらのページの情報は、令和6年3月31日までの特例臨時接種における情報です。
令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種に関する最新の情報は、各市町ホームページまたは新型コロナウイルスワクチン接種の概要をご覧ください。​

交互接種(ファイザー⇒ファイザー⇒モデルナ)した場合の効果と副反応

追加接種(3回目接種)では、初回接種で受けたワクチンの種類にかかわらず、初回接種とは異なるワクチンの接種(交互接種)ができます。

令和4年3月18日に厚生労働省の研究班が示した中間報告によると、初回接種(1・2回目接種)でファイザー社製ワクチンを受けた後に、追加接種(3回目接種)でモデルナ社製ワクチンを受けた場合、ファイザー社製ワクチンを受けた場合と比べて、抗体価が高まったと報告されています。

抗体価

 

一方で、接種後の発熱や倦怠感などの副反応については、追加接種(3回目接種)でファイザー社製ワクチンを受けた場合と比べて、発現しやすいことが報告されています。

副反応

新型コロナワクチン追加接種(3回目接種)にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査)(1/2)<外部リンク>

新型コロナワクチン追加接種(3回目接種)にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査)(2/2)<外部リンク>

 また英国では、2回目接種から12週間以上経過した後に、様々なワクチンを用いて3回目接種を行った場合の研究が行われました。
 その結果、1・2回目接種でファイザー社製ワクチンを受けた人が、3回目でファイザー社製ワクチンを受けた場合と、モデルナ社製ワクチン(※)を受けた場合のいずれにおいても、抗体価が十分上昇し、さらに3回目の接種後の7日以内の副反応は、1・2回目と同じワクチンを接種しても、異なるワクチンを接種しても安全性の面で許容されることが報告されています。
(※)モデルナ社製ワクチンは、3回目は50μg接種することになっているが、本研究では100μg接種した結果が報告されている。
交互接種のイメージ(出典:厚労省HP)

2回目接種に1回目と異なるワクチンを接種することができる場合

ファイザー社製及びモデルナ社製のワクチン接種後に、稀に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されており、特に10代及び20代男性では、ファイザー社製よりもモデルナ社製のワクチンの方が、その報告頻度が高い傾向がみられています。このことを踏まえ、1回目にモデルナ社製ワクチンを接種した10代・20代の男性については、2回目の接種でファイザー社製のワクチンへの変更を希望する場合は、ファイザー社製ワクチンを接種している会場で予約を取り直していただければ、2回目にファイザー社製ワクチンの接種を受けることができます。

上記以外の場合には、1回目と2回目の接種では、原則として同一のワクチンを接種する必要がありますが、現在接種が進められている新型コロナワクチン(ファイザー社製、モデルナ社製、武田社製)については、下記のような場合に限り、1回目と異なるワクチンを2回目に接種すること(交互接種)ができます。

  1. 1回目のワクチン接種後に重篤な副反応が生じたこと等により、医師が医学的見地から、2回目に同一のワクチンを接種することが困難であると判断した場合
  2. 国内のワクチン流通の減少や接種を受ける方の転居等により、1回目と2回目で同一のワクチンを接種することが困難な場合​ 

※1回目と2回目の接種の間隔は、諸外国の対応状況等を踏まえ、27日以上の間隔をおくこととされています。

お問合せ先

「新型コロナウイルスワクチンに関するお問合せ先」をご覧ください。

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