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結核について

印刷用ページを表示する掲載日2025年2月17日

結核とは                                                                                          

結核は過去の病気だと思っていませんか?                                            シールぼうやのイラスト

日本では今でも年間1万人以上の人が発症する主要な感染症です。

結核は排菌者の咳やくしゃみなどによって、結核菌が空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことで、人から人へとうつります(空気感染)。

結核の症状には特徴的なものがなく、最初は風邪のような症状で始まります。

痰のからむ咳や微熱、身体のだるさなどが2週間以上続いている場合は要注意です。気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

結核に感染してもすべての人が発症するわけではありません。加齢や病気などで免疫力が落ちると、抑え込まれていた結核菌が再び活動をはじめ、発症することがあります。

結核の治療

一般的な治療としては、6か月から9か月間、複数の薬を服用します。

治療をはじめて1~2ヵ月程度で周りの人に感染させることはなくなるといわれています。

ただし、治療の途中で服薬をやめてはいけません。菌が抵抗力をつけ、薬が効かない結核菌になる可能性があります。

結核の治療は、届け出をすることで公的負担が受けられます。

結核を予防するには

子どもにはBCGワクチンの接種が有効です。

健康的な生活(適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事、禁煙など)が免疫力を高め、結核の予防につながります。

症状がなくても、定期的に健診を受けましょう。結核は早期発見・早期治療が大切です。

複十字シール運動(8月1日~12月31日)

8月1日から12月31日まで、公益財団法人結核予防会による複十字シール運動が実施されます。

複十字シール運動は1952年、結核のない世界をつくることを目的に始まりました。

複十字シール募金への御協力をお願いします。

                                                  シールぼうやのイラスト 

結核予防週間(9月24日~30日)

国は毎年、9月24日から30日を「結核予防週間」と定めています。

結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることを目的としています。

統計資料(最新版)

 広島県結核の現状(令和6年度版) (PDFファイル)(1.31MB)

概要

令和5年、全国で新たに結核と診断された方は10,096人、広島県では

214人でした。 

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区分 全国 広島県
新登録患者数
(新たに結核と診断された人)
患者数

10,096人

214人

罹患率 ※1

8.1

7.8

喀痰塗抹陽性患者数
(痰の中に菌が発見された人)
患者数

3,524人

66人

罹患率 ※1

2.8

2.4

結核死亡者数
(結核が原因で亡くなられた人)
死亡者数

1,587人

33人

死亡率 ※2

1.3

1.2

※1 罹患率:1年間で新たに結核を発病した人を10万対率であらわしたもの。
※2 死亡率:1年間で結核が原因で亡くなられた人を10万対率であらわしたもの。

【バックナンバー】

 平成21年度版 平成22年度版 平成23年度版 平成24年度版 平成25年度版 平成26年度版 平成27年度版  平成28年度版 平成29年度版 平成30年度版   令和元年度版   令和2年度版 令和3年度版  令和4年度版 令和5年度版 

 

シールぼうやとシールちゃん

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