サステナブルな企業経営に向けた「働きがいのある組織づくり」を目的に、令和3年度「働き方改革先進企業経営者ミーティング」を開催し、県内の働き方改革先進企業の経営層にご参加いただきました。
イベントの最終回(令和4年1月19日開催)では,参加経営者らから「働きがい向上宣言」を力強くご発表いただきました。
ここでは、参加いただいた30社の「働きがい向上宣言」とその宣言に込められた想いをご紹介いたします。
ISCは「お客様と社員の未来を創造する」を理念とした組織です。「経営者も社員も変化に挑戦し、社員がチャンス(未来)を掴む」というサイクルが出来ることを目指します。結果、それぞれ価値観の違う社員が「自分にとっての働きがい」を見つけることが出来ればという想いです。
働きがい、やりがいは人によって受け止め方、感じ方は様々ですが、自分自身のスキルアップ、今まで出来なかったことができるようになる、そうした成長実感は重要なことだと思います。当社はシステム開発、情報処理を行っている会社で、人材が会社の基盤です。
社員が成長実感を感じられる機会の提供、そして社員の成長を後押しする、人材育成への取組みを全力で進めていきます。
働きがいを向上させていくためには、まずしっかりとした土台づくりの必要性を感じた。例えばビジョンであったり、ビジョンに伴った評価であったり、考えの多様性を理解すること等など、特に弊社の場合、昭和から続いている会社では企業風土として昭和時代のなごりのようなものも残っており、それらを従業員が変えられない掟あるいは忖度をしているようなところもあるように見受けられるため、その企業における「あたりまえ」を破壊していくことが重要であると判断した。
そのような土台をしっかりとつくりあらたな風土を従業員と共に取り入れることにより、働きがい向上に取り組んでいくこととする。
社員が誇りと喜びを感じ、自分らしく活躍できる会社を目指します。定期的な面談で志望キャリアや価値観などを聞き取っており、来期からエンゲージメントサーベイ(組織や仕事への愛着心の調査)を導入し、本音の把握に取り組みます。
弊社は大正2年から100年以上にわたり、広島県内の製造業者様に機械部品を供給することで社会に貢献してきました。昨今のデジタル化やカーボンニュートラルなど目まぐるしく変化する時代のニーズに迅速に応え、革新的で先進的なテクノロジーを先読みして提案できるように、取扱い商品の知識習得に向けた仕入先による講習会やセミナーへの積極的な参加や職能別に応じた社員研修などを通じて、自発的な社員の育成を目指しています。
また、社内には若手からベテランまで多様な知識と経験を持った社員が在籍しており、それらが密に連携し、チーム力を高められるように社内コミュニケーションツールの活用や社内レクリエーションの実施を通じて、上下関係にとらわれないどんなことでも言いやすいフラットな組織づくりに取り組んでいます。
このような社内外への積極的な活動を通じて、全社員の士気を高め、これからも働きがい向上を目指してまいります。
建設業は屋外作業であり、きつい、汚い、危険と云われる職場です。労働条件や設備等、職場の環境改善に取り組むことはもとより、仕事の面白さを意図的に起こすことが肝要だと考えます。
今後は、仕事への目標を設定し、実践力、説得力、信頼関係構築力の探求と研鑽への機会を積極的に提供して人づくりに力を入れ、働きがいの実現を目指します。
「働きがい」への思いは人によって様々だと思いますが、「すっきり」した職場(環境、人間関係など)、「スームズ」な業務、「スマイル」あふれる職場、があれば生きがいと働きがいがオーバーラップして、ハッピーな毎日がおくれるのではないかと考えています。
これは第1回目の働き方改革経営者ミーティングで特別講演されたおもてなし創造カンパニーの矢部さんがおっしゃっていた言葉です。当社ではこれまでも働きやすさを改善したり、働きがいをもってもらうために様々な取組をしてきましたが、この経営者ミーティングを通じて、一番原点ともいえるこの大事な部分がおろそかになっていたことに気付かせてもらいました。
「私たちは何のために働くのか」「私たちの使命は何なのか」この部分をもっときちんと伝えることにより、さらに働きがいを向上していきたいと思います。
当金庫では、2021年度経営計画の重点施策の一つに「人材育成・人材活用の充実化」を掲げており、この重点施策の達成に向けた取組では、特に「仕事の達成感・充実感が得られる職場環境づくり」が重要であると認識しています。
職員同士の信頼関係を構築し、やりがいを実感できる職場の実現を通じて、働きがいの向上に取り組んでまいります。
働きがいとは一人ひとり感じ方や受け止め方に違いがあり、弊社においても、給与や評価、承認される事、家庭やプライベートを有意義に過ごせること、また技術の向上を実感した時や仲間と成功を感じ共有できた時、自分の関わった製品が実際人の役に立った時など様々です。
多種多様な考え方がある中で、一番重要なことは話を聞く、対話をするということから始まるのではないかと思います。 どんなに小さなことでも「なんでだろう?」にしっかりと向き合い、答えを共に出して行くことで働きがいに繋げていきたいと思います。
「人の成長なくして企業の成長はありえない」という信念は持っていましたが、成長を認識できる工夫は十分でなかったように思います。今後、各人が成長を実感でき、さらに次の成長を目指して積極的に新たなことへ挑戦していける風土を作っていきたいと思います。それが会社の成長へも繋がって、経営基盤を強め、各人へ働きやすさと経済的安心へ反映させ、働きがいがさらに向上して、人も会社ももっと成長していけるようなサイクルを目指したいという想いです。
ありきたりの言葉ですが、ありたい会社を想い描いて向上宣言としました。向上宣言が単に飾り言葉にならないように、会社にとって社員一人ひとりが一番大事な財産であり、源泉であります。イキイキ社員が働けるように事業方針の一つに加え、具体的な策に落とし込んでいきます。
希望者が権利と責任を持つことでき、自分の人生の一部として自分の仕事をコントロールできる会社や職場にしたいという想いを込めました。
これからの会社の発展のために、社員が輝き自発的に成長していける企業を目指すという意味を込めています。
当社の略称CPC(Cyuden Plant Company)をもじって,Challenge Passion Creativeと当社の脱炭素社会へ貢献の想いを入れました。
34の事業所長と本社各部長に、所属社員を思い浮かべて皆が躍動できそうなスローガンを考えてもらい、社員の働きがいを考える良い機会になりました。
「従業員を笑顔に/従業員の家族も笑顔に」という想いを込めています。
無理や犠牲を払って会社の枠に人が合わせる働き方を排除し、一人ひとりの能力を最大限に引き出す為の仕組みの実現、自信と誇りをもって笑顔で質の高い会社の実現を目指し、取り組んでいきます。
子育て世代の社員に対する職場サポート体制を充実させる。育児休暇から復職する社員の活躍を推進する。男性社員の育児休暇取得100%を目指す。これらの取組で制約のある社員を互いに助け合う、そして支え合う風土を醸成したいと思っています。
家庭円満は社員のハイパフォーマンスを引き出す原点であり、会社貢献(高業績)に繋がります。そして、社員のこどもが将来入社したいと思ってくれる会社を目指します。
従業員みんながハッピーになって、会社もハッピーになるためには、働きがいを向上させることが大切であることに気づきました。
上司と部下、同僚同士、先輩と後輩が、心が通じ合うまで対話を重ね、信頼関係を築き、困難な課題に挑戦し続ける。それをやり切った後の達成感・やりがいを共有し互いの成長を感じ合う活動を進めたい。
働きがいとは、仕事そのもののやりがいだけではなく、様々な考え方や価値観があると考えており、それぞれの価値観に対応した「社内制度を整備」するとともに、「多様な価値観をお互いに認めあう文化」をつくっていきます。
具体的な取組としては、評価制度の見直しや多様な働き方に対応する制度やルールの策定、働きがい基準の見える化、多様性に関しての研修の実施を検討しています。
私の経営理念は『お客様の喜びのため、経営者・社員の一人一人が能力と人格を磨いて、共に協力して、付加価値を生み出すことに最大限の努力を継続する。そうして社会から尊敬され羨望される企業となることを目指す。またそこに我々の人生の喜びを見出したいと思う。』というものです。
これからもお客様の笑顔と社員の笑顔を大切にしていきたいと思います。
父である現社長は強力なリーダーシップで会社を成長させてきたが、次代を担う自分がどのように組織を率いていくべきかを模索してきた。今回イベントでは本当に多くの学びがあり、前回までのイベントを終えて、会社と個人(従業員)がフェアで対等な関係を聞いていけたらと宣言を考えていましたが、本日の第3回のイベントを通じて、さらに「お客様」も加えた皆が平等で対等な関係を築いていきたいと考えるようになりました。
ビジョンを張りぼてにしないよう、次世代を担う者としてしっかりと実現していきたい。
当社は、広島に根差した会社として、電車・バスの公共事業と不動産事業を通じて、街づくりを行っています。仕事を通じて、自分達が住んでいる街がより魅力的で元気になることで、そこに住む社員も自身の幸せや将来に向けてさらに頑張れるという好循環を実感できる組織づくりやビジョンの共有による更なる働きがいの向上に取り組んでいきたいと考えます。
「企業は人なり」を実践していく上で、社員が自分が主役と思える会社経営が必要と考えている。それには社員のモチベート、職場環境、ビジョンの全てを考えることで働きがいが向上すると考えている。具体的施策は経営視点だけでなく社員の顔を浮かべながら環境を変化させていきたい。自身の仕事はビジョンの共有と考えている。
働きがいは自己実現(ありのままの「状態」であり、自分の気持ちに正直に生きること)していく中で、感じるものだと考えているため、自己実現ができるような教育や職場環境の改善を行うことで、働きがいが向上していくと考えています。
弊社は日本・韓国・中国・タイで主として輸送用機械器具の設計・製造・販売を行っています。4か国で約1000名の役職員一同が、国や文化は違いますが、100年に一度の大変革期を迎えている自動車の変化に対応し持続的な成長を実現していくためにも、ONEBENDA・WORLDBENDAをキャッチフレーズに、お互いを尊重しながら働きがいと自己成長を実感できるよう一人一人が取り組んで行く事を目標としております。
弊社のビジョンは「お客様を元気にする為に変な会社になろう」と掲げております。変とは決してクレイジーではなく、ユニークという意味です。ユニークとは「誰もがやったことのない事にチャレンジすること」と決め、一人一人が毎月、重要度の高い目標を掲げてTryしております。
また、仲間を大切にし「ありがとう」が飛び交う会社にしようと、「感謝経営」でも唱っており、相手を否定せず「その意見いいね」「よしやってみよう」「手伝うよ」と声を掛けあう社風と、チャレンジしたことが咎められること無く挑戦できる風土のもと、「誰もが諦めてしまいそうな目標に、皆で、元気にチャレンジする」ことで「働きがい」を向上させていきます。
地域にとって頼りにされ、私たちも頼る。相互の信頼関係に立った企業を目指します。そこへ従業員の意識を向けて行きたいと考えています。
会社の中での、社会の中での自身の存在価値。この認識の有り無しで仕事に対する意欲や考え方は大きく変わります。会社の存在意義と個々の存在意義が合致すればこれほど心強いことはなく、自立自走の組織風土を作るきっかけにもなります。同時に働きがいも向上し、みんなが生き生きと働ける企業風土が醸成されると思います。
働きやすい環境づくりのための制度整備や自由な議論の場を設けてもそれだけでは目指す成果には結びつかない。一人一人のマインドセット(思考習慣:先入観や判断基準、無意識の思い込み)を見つめ直し、多様性に富んだ発想を実践の中で磨き、それが習慣にできて初めて新たな組織風土を育むことができると考えます。そのために会社と社員がベクトルを合わせ、働きがいのある新たなステージに向かって着実に歩みを進めます。
ご参加くださいました皆様,ありがとうございました。