公園などの身近な自然からもらった木切れや葉っぱで人形を作ります。
身近にある小枝などに自分自身で創意工夫しながら顔や服をつけて擬人化した「木のお友達」を生み出すことで、豊かな想像力や感性が育まれるかもしれません。
1 作ってみたい気持ちを高める。
「木のお友達」(下の写真参照)や、木にマジックで顔を書いて、子供に見せ、「僕のお友達を作って」「葉っぱで洋服を作ろう」などと声掛けすることで、作成意欲を高めるとともに、作り方や完成品をイメージさせる。
2 材料を集める。
公園などの身近な自然で、木切れや葉っぱなどの材料を拾ってくる。
接着剤やマジック、そのほか「木のお友達」を作成するためにあれば良い材料を家の中から集める。
3 「木のお友達」を作ってみる。
子供の創造性や作成イメージを大切に、材料の組み合わせなどを楽しみながら「木のお友達」づくりをする。
4 完成した人形で遊ぶ。
名前を付ける、人形遊びをする、家族に紹介する、棚に飾るなどして遊ぶ。
自分で作った物には特別な愛着があるため、お家に飾って、作品をふりかえってみたり、季節によって服を替えるなど、継続して楽しむ。
<準備物>
自然物(木切れ、葉っぱ、木の実、花びらなど)、ボンド、両面テープ、余り布、綿、マジック、動眼(人形用の目)など。
※自然物は公園や道ばたなどで探してみてください。
※全ての準備物をそろえなくても、ある材料で作成することを楽しんでください。
完成度の高い作品を作ることが目的ではなく、お子さんの発想に寄り添いながら一緒に作る過程や完成を喜ぶなど、一緒に遊ぶことを楽しんでください。
☆お子さんと楽しむためのヒントはこちら!!☆
・散歩中に見つけた物を使うことでより自然に親しみ、作品への感情移入も出来るので、親子で「宝物探し」をする感覚で材料集めをしてみてください。
・材料集めの時も工作の時も、色や形、どんなにおいがするか、トゲトゲやつるつるした手触りなど、様々な感覚を使うことを意識した声掛けをしましょう。
・作品づくりを通して自然への親しみを感じたり、お子さんの自由な発想を楽しんだりしましょう。
自然の中で活動する時は、長袖シャツ・長ズボン・帽子・靴下・運動靴を身に着け、ケガや虫刺され、熱中症を予防しましょう!
県内の幼稚園・保育所・認定こども園で、このプログラムを用いて親子遊びを行いました。
体験されたみなさんの声を紹介します。
【保護者のみなさん】
・公園に行って木の実や葉っぱ、石などを拾うことはあっても、それを使って何か作ることはなく、家庭での遊びの参考になった。
・一緒に作ると親子での会話も増えるし、発想力や想像力、思考力など色々な学びにつながると思った。何より作ったものを大切に飾って、子供が喜んでいたので良かった。
【幼稚園・保育所・認定こども園の職員の方々】
・想像以上に子供たちが自然物に触れ、楽しんで作っていることに驚いた。
・親も楽しみながら一生懸命に作品づくりをしている様子が子供に伝わり、子供が集中して楽しめた。
◆親子遊びの様子
【プログラム監修】
NPO法人 ほしはら山のがっこう http://www.hoshihara.org/