令和3年5月7日に開催された本部員会議において、広島県の感染状況は、初めてステージ3に引き上げられました。
「早く深く短く」抑え込むため、「人出の半減」「出勤者の7割減」「対象エリア、店舗における時短営業」等、5月8日から6月1日までの期間で「新型コロナウイルス感染症拡大防止集中対策」の取組を実施します。
拡大を抑え込み、早く日常生活を取り戻すため、我々もできる限りのことをいたします。
どうか、県民の皆様のご理解、ご協力をお願いします。
【参考リンク】第35回本部員会議資料 (令和3年5月7日開催) 【感染状況、評価と提言、集中対策】
新型コロナ感染拡大防止集中対策 (PDFファイル)(553KB)
新型コロナウイルス感染拡大防止集中対策(令和3年5月7日)
【目次】
会見スライドはこちら⇒ 新型コロナ感染拡大防止集中対策(5/8~6/1) (PDFファイル)(1.68MB)
まず、県内の感染状況ですが、拡大に歯止めがかかっていない状況であり、県全体、および、広島市と福山市において様々な指標がステージ3の基準を超えています。
【参考リンク】新型コロナウイルス感染状況のステージについて
※【ステージ3】感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階
そこで、本日(令和3年5月7日)開催の本部員会議において、感染状況をステージ3に引き上げました。
令和3年5月7日開催新型コロナウイルス感染症に係る第35回広島県対策本部員会議資料
ステージ3を適用するのは、初となります。
特に、広島市、福山市において感染が拡大しており、中でも広島市はステージ4相当です。
また、感染力の強い変異株が増えているなか、大型連休で多数の感染拡大地域との往来があり、更なる感染拡大の恐れがあると考えています。
そこで、検査と積極的疫学調査の徹底に加えて、強い対策が必要な局面に入りました。
これに伴い、集中対策を実施します。
令和3年5月8日(土曜日)から6月1日(火曜日)までの集中対策では2つの戦略で取り組みます。
戦略の1つめは、個別の感染経路の遮断です。
職場から家庭等に感染が拡大する経路を遮断するため、広島市及び福山市の全事業所を対象にPCR検査集中実施を行います。
戦略の2つめは、人と人との接触全般の削減です。
全国的なまん延や変異株に対応するため、広島県全体で幅広く人出を削減し、
人の集中・飲食が感染源となることを回避します。
早く、深く、短い対策を講じて、早期に県独自の警戒基準値4.0を下回る状態を目指し、感染拡大を抑え込みます。
【参考リンク】県独自の「警戒基準値」について
取組の具体的内容についてご説明していきます。
昨日(令和3年5月6日)発表した通り、戦略1として、広島市と福山市の全事業所を対象にPCR検査集中実施を行います。
【参考リンク】[広島市・福山市] 全事業所 PCR検査 集中実施【R3.5.6会見】
こちらは、特措法第24条9項に基づく要請となります。
広島県全体で、人と人との接触を8割削減することを目標としています。
戦略2として、人と人との接触全般を削減するため、県民、事業者の皆様には次の事項を要請します。
まず、外出の半減をお願いします。
日常生活上必要な買い物を含めて、外出の機会や時間を半分に削減してください。
外出は2回を1回に、または1時間を30分にするなど、例えば、
なお、次のような場合は対象外です。
特に20時以降の外出については更なる削減をお願いします。
また、混雑している場所や時間を避けて行動するようにしてください。
また、職場への出勤についても、7割削減を要請します。
出勤者割合の7割削減を目標として実施できるものに、例えば、
特に、20時以降の勤務は抑制してください。
なお、社会機能維持に従事されている方はこの限りではありません。
続いて、広島市、福山市の人出を増加させる施設(酒類を提供する飲食店以外の施設)に対する働きかけです。
次の表の、いずれの施設についても、20時までの営業時間短縮をお願いいたします。
また、映画館や催し物の開催について、人数上限を5,000人とし、収容率要件は、歓声等が想定される場合は50%以内、歓声等が想定されない場合は100%以内とします。
詳しくは次の項目をご確認ください。
続いて、イベント等については、上記で説明した施設と同様、5月12日から人数上限を5,000人とし、収容率要件は、歓声等が想定される場合は50%以内、歓声等が想定されない場合は100%以内とします。
また、営業時間についても、「20時まで」の短縮をお願いします。
※5月11日までにチケットが販売されたイベントについては適用しません。
なお、イベント主催者の方に対してですが、変異株の流行を踏まえ、マスク常時着用の呼びかけ、マイクロ飛沫対策として十分な換気などの徹底をお願いします。
次に、他地域への移動の自粛です。
緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の実施区域に加えて、広島市、福山市との往来は、最大限自粛してください。
また、感染拡大地域、具体的には直近1週間当たりの人口10万人当たりの新規報告数15人を超えている地域や、自治体が外出自粛要請をしている地域、そしてステージ3相当の地域との往来は、慎重に判断をお願いします。
なお、通勤・通学や医療機関の受診については制限しません。
さらに、現に感染の場となっており、感染拡大防止効果が大きいと見込んでいる特定エリアの飲食店を対象に、営業時間の短縮を要請します。
【人の集中・飲食が感染源となることの回避】
地域的に感染を抑え込み、県全域への感染拡大を防止することを目的に、
広島市中心部の酒類を提供する飲食店に営業時間の短縮を要請
期間は、令和3年5月12日(水曜日)~6月1日(火曜日)までの21日間です。
対象は、こちらの図で黒点線の枠で囲まれたエリアです。
【時間短縮要請エリア】
広島市中心部[中区の一部エリア]
酒類を提供する飲食店に対し、営業時間を20時まで、酒類の提供を19時までの短縮を要請します。
なお、全期間、時間短縮の要請に応じていただけた場合には、協力支援金を支給します。
支援金は、中小企業の場合、売上高に応じて1日当たり15,000円から75,000円までの幅を設けたいと思います。
大企業の場合は、売上減少額に応じて1日最大20万円としたいと思います。
このほか、支給区分を4区分設け、従業員のPCR検査の受検の有無や、時短と休業によって、差を設けています。
詳細は、こちらのページからご確認ください。
広島県感染症拡大防止協力支援金(令和3年度第1期)について
【時間短縮の要請内容等】
【要請期間】
【対象者】
【支援金対象要件】
【支援金支給額】
【支援金支給区分】
次に、飲食店の利用と感染予防に関する要請です。
まずは、同居する家族以外との会食等は控えてください。
会食等を行う場合には、アクリル板等の物理的対策が適切に導入されている店を利用してください。
営業時間短縮を要請している該当地域において、要請している時間以降、飲食店等にみだりに出入りしないでください。
路上等での飲酒、いわゆる路上飲みをしないでください。
次の図では、飛沫感染対策について説明しています。
飛沫予防対策は、前だけでなく横の人との間にも必要です。
例えば、机からはみ出るパーテーションなどで、しっかりと対策をしてください。
また、感染力の強い変異株が流行しています。 細かい粒子で、空中を漂い続けるマイクロ飛沫への対策も必要です。
換気をしっかりと行ってください。
なお、飲食店における感染防止対策として補助金制度を設けていますのでご利用ください。
全県の飲食店で活用できます。
アクリル板等のパーテーションに限定した追加の支援制度です。
アクリル板等の設置など飛沫感染予防対策等に対する支援制度
これまでも何度もお伝えしていますが、あらためて、絶対に、誹謗・中傷・差別をしないよう強く求めます。
学校でもクラブ活動でクラスターが発生しています。対策の徹底をお願いします。
人出を抑制するための対策として、県有施設は、原則、休館を実施します。
ご理解、御協力をお願いします。
各市町においても、同様に配慮をお願いします。
家庭内と職場内における感染防止対策の強化を、引き続き、実践してください。
【クラスター対策など】
人出対策として、クラスター対策を行う
基本的な感染防止対策の徹底
繰り返しになりますが、県全体でステージ3という危機的状況です。
「早く深く短く」抑え込むため、広島県全体で人と人の接触の8割削減を目指します。
皆様には、
をお願いします。
拡大を抑え込み、早く日常生活を取り戻すため、我々もできる限りのことをいたします。
どうか、県民の皆様のご理解、ご協力をお願いします。
【集中対策(令和3年5月8日~6月1日)】
「早く深く短く」感染を抑え込むため、広島県全体で人と人の接触を8割削減
そのため
県民の皆様のご理解、ご協力をお願いします。
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