10年後、30年後……広島はどんなふうになっていると思いますか?
現在、広島県はデジタル技術を活用して社会を変革するDXの推進に力を入れています。仕事、暮らし、観光、農業、産業とあらゆる分野で皆さんの生活をより豊かにしていきたいと考えています。
DXとは?
「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略。デジタル技術を活用して、仕事や暮らし、地域に変化を起こし、生活をより便利に快適にしていくものです。
※広島県DX推進コミュニティのマーク
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家の鏡でバーチャルフィッティングが可能に!店員のバーチャル接客も
遠隔手術など住み慣れた地域で高度な治療が受けられる
家に居ながら家族の旅行をVRで一緒に体験
遠隔地から参加できるバーチャル会議。高い臨場感でスムーズな意思伝達
どの地域の子供でも参加可能に。VR(アバター)野球教室
発災時に衛星から情報が届き、個人や家族の状況も踏まえた最適な避難行動を案内
顧客のニーズを的確に予想し、全自動で収穫・配送
現在、広島県では、各市町や企業と連携しながら、デジタル技術を活用し、社会や企業が抱える課題の解決に取り組んでいます。その中から6つの事例を紹介します。
- AIやセンサーで
混雑状況を見える化、
安心して楽しめる観光を - 宮島エリアにおけるストレスフリー観光
- 宮島では近年の観光客増加により、島内の混雑や宮島口の渋滞などの待ち時間による“ストレス”が生じていました。そこで、カメラやセンサー、AI分析により、駐車場やトイレの混雑状況を見える化。コロナ禍では“密”を回避するために役立てられるなど、より安心して楽しめるツールとして活用されていました。
- ストレスなく観光できるようにデジタルがサポート
- バーチャル空間でのファン交流!
新たな応援スタイルで
選手を後押し! - プロスポーツの新たな応援スタイル構築実証業務
- コロナ禍による入場制限などで、なかなかスポーツ観戦に行けない中、スポーツバーをイメージしたバーチャル空間での応援を実現。皆さんのアバター(分身)が、「バーチャルワールド広島」に集まって一緒に応援したり、イベントなど様々なコンテンツをバーチャルで視聴・体験できる新たな応援スタイルをつくろうと取り組んでいます。
- アバターでバーチャル空間に入り、ファン交流とイベントなどを体験
- センサー活用で
質の高い保育サービス、
安心して預けられる保育へ - AI/IoT活用による保育現場の「安心・安全管理」のスマート化
- 保育の現場では、お昼寝の時間に乳幼児一人一人の呼吸状態や体の向きを記録するという大変な業務があります。そこで、着衣に付けたセンサーで呼吸状態やうつ伏せになっていないかを見守り。専用タブレットで状況を自動記録し、非常時にはアラームが鳴る仕組みを実証中です。保育士の負担は減り、保護者にとってはより安心で質の高い保育サービスの提供が期待できます。
- 呼吸や体の向きを感知するセンサーを肌着に取り付け
- 様々な交通手段を
デジタルチケットで自由に利用、移動をもっと便利に快適に - 広域MaaS推進事業
- 地域の活性化には、公共交通をもっと自由に、もっと便利に使えるようになることが必要です。そこで、県内全域でバス・船・電車・ロープウェーが自由に利用できる定額デジタルチケットの実証実験を行い、様々な公共交通を一つのサービスとして使える「MaaS(マース)※」の推進に取り組んでいます。
※MaaS(マース):「Mobility as a Service」の略。出発地から目的地までのあらゆる交通手段を、検索や予約、決済まで含めた一つのサービスとして利用者に提供する考え方。 - 定額デジタルチケットで様々な乗り物を自由に利用
- データに基づいた安定生産で、毎年おいしい牡蠣を食卓に
- スマートかき養殖IoTプラットフォーム事業
- 牡蠣生産量全国1位を誇る広島県。その牡蠣養殖で欠かせないのが牡蠣の幼生を貝殻に付着させる「採苗」です。しかし近年は、採苗率の低下やばらつきが目立ち、産業全体の存続に影響を及ぼしかねない状況となっています。そこでドローンやセンサーを使って海洋情報を収集し、AIや機械学習による分析を行い、生産量の増加と生産効率を上げる実証実験に取り組んでいます。
- イカダの上にセンサーを設置
- AIによる被害情報の分析で、
被害の全体像を迅速に把握 - AI防災チャットボットの被害情報収集事業
- 近年増加する災害。平成30年7月豪雨災害の時には、全体像の把握や情報共有に時間がかかったことが課題となりました。そこでLINE公式アカウント「ひろしま防災チャットボット」で被害情報を収集。AIが情報を分析し地図上で集約を行うことで、迅速に災害の全体像を把握する仕組みの整備を行っています。この取り組みにより、最適な避難情報の発令や迅速な救助活動に役立てます。
- LINE公式アカウント「ひろしま防災チャットボット」で被害情報収集
ひろしまビジョンを策定しました!
先行き不透明で変化が激しい時代だからこそ、未来を担う次の世代にしっかりとバトンを託したい。
そのために、10年後の広島県の「目指す姿」とその実現に向けた取り組みの方向性を示す「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」を策定しました。県民の皆さんと一緒に新たな広島県づくりを進めていきます。
10年後の目指す姿
県民一人一人が「安心」の土台と「誇り」により、
夢や希望に「挑戦」しています
~仕事も暮らしも。里もまちも。それぞれの欲張りなライフスタイルの実現~
県民の挑戦を後押し
皆さんの様々な不安を軽減し「安心」の土台をつくり、地域資源などの広島の強みを磨くことで高まる「誇り」を原動力に、一人一人が夢や希望に「挑戦」できるよう後押しします。
特性を生かした適散・適集な地域づくり
都市と自然が近くて接していることは広島県の大きな特徴です。デジタル技術を活用しな がら、都市、山、海のどこにいても、時間や場所にとらわれず自由度と満足度の高い暮らし方と働き方ができる社会を目指します。
目指す姿として掲げる「安心」「誇り」「挑戦」の実現に向けて
全ての施策を横断する3つの視点で取り組みます。
DXの推進
経済成長と、人口減少社会における様々な課題の解決のためにDXを推進します
ひろしまブランドの強化
全ての施策でひろしまのブランド価値を高め、国内外から共感を得られるよう取り組みます
人材育成
一人一人が生涯にわたって自己の能力と可能性を最大限に高める人材育成に取り組みます
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