企画展「名刀に挑む！刀匠三上貞直の軌跡」展示解説会がありました！

新型コロナ感染拡大防止のため，８月２日から当館が休館したことに伴い休止していた，企画展「名刀に挑む！刀匠三上貞直の軌跡」が，期間を延長して10月１日（金）から再開しています！
10月２日（土）に展示解説会を開催しました！
三上貞直刀匠は，今までにも新作名刀展で最高位（高松宮賞）を二度受賞するなど数多くの賞を獲得し，広島県無形文化財「日本刀製作技術」の保持者にも認定されています。
近年は，ポーランドで開かれた日本刀展における公開鍛錬，アニメ「ヱヴァンゲリヲン」に登場する「ロンギヌスの槍」の再現，厳島神社の宝物「錦包籐巻太刀・腰刀」の復元奉納に取り組むなど，精力的に活動されています。
今回の刀剣展では，三上刀匠の歩んできた40年に及ぶ道のりと作品の数々を紹介しており，展示解説会では三上刀匠御本人が，製作時の想いや当時のこぼれ話などを語っていただきました。

当館自慢の中庭がお出迎え。

刀の前で製作時の想いを語る三上刀匠

「刀を鑑賞する立ち位置・角度によって，刃文（はもん）などの見え方は全然違います」
きれいに見える立ち位置・角度を三上刀匠自らが実践して教えていただいています

刀剣女子！？女性の方にも御参加いただきました

企画展「名刀に挑む！刀匠三上貞直の軌跡」は，10月17日（日）まで開催中です！展示解説会も10月９日（土）にもう一度開催されます。
それぞれの作品には，三上刀匠による説明文が付いています。記事を書いている私は刀剣の美術的な価値は分かりませんが，「何となくかっこいい，美しい，魅せられる」とお気に入りの１本を見つけていただくだけでも価値ありです！