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連続講座「表装のはなし」がありました!

令和4年9月17日,連続講座「表装のはなし」を開催しました。
講師は京表装・表具師の淀渕 正信先生です。


表装とは,書や絵画を掛軸や額に仕立てることをいいます。
書画だけでなく,表装も一緒に鑑賞することで,より一層作品を楽しむことができます。
講座では,表装の形式から使われる裂の特徴など,表装の世界についてお話いただきました。

連続講座風景1

書画の内容に応じた表装や,時代による美意識の変化など,淀渕先生が丁寧に説明されます。
参加者の方には,当館の茶室で作品を間近に見ていただきながら,話を聞いていただきました。

連続講座風景2

連続講座風景3
​材料の取り合わせによって作品の印象はがらりと変わります。
裂の色や文様を変えると,作品の見え方が実際にどのように変わるのか,実演していただきました。
自分であればどの色の裂を選ぶのか,落ち着いた風合いのものを合わせるか,華やかなものを合わせるか,迷いながら,楽しみながら考えてしまいます。

作品と一体となって目を楽しませてくれる表装。その奥の深さと魅力に触れることができる時間となりました。