宝暦10年(1760)に大坂で生まれた静子(1760-1843。号・梅颸)は、儒学者・飯岡義斎を父に持つ、和歌と書に優れた教養豊かな女性でした。安永8年(1779)に安芸国竹原下市村出身の儒学者・頼春水と結婚した静子は、その後生まれ育った大坂を離れて広島に移り住みます。
本展覧会では静子の生涯に光を当て、ゆかりのない地で暮らしていく不安や子育ての悩みといった葛藤を抱えながらも日々生きる姿や、和歌を通じて広がる交流の様子などを、静子や家族が書き残したものを通して紹介します。
【会 期】10月26日(木)~12月10日(日)
【時 間】9時30分~17時(入館は16時30分まで)
【休 館】月曜日(ただし祝休日は開館し,翌平日が休館)
【入館料】一般300円(240円)、高・大学生220円(180円)、小・中学生150円(120円)
※( )は20名以上の団体料金
※文化の日(11月3日)は無料
※ひろしま教育ウィーク期間中(11月1日~7日)は小・中・高校生は無料
【関連行事】
〇展示解説会
日時:11月4日(土)・11月11日(土)・12月2日(土) いずれも13時30分~
解説:当館学芸員
※通常の入館料が必要です。
〇頼山陽文化講演会(公益財団法人頼山陽記念文化財団主催)
日時:11月3日(金・祝)14時~
会場:合人社ウエンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)
講師:加藤弓枝氏(名古屋市立大学大学院人間文化研究科 准教授)
演題:「頼家と小沢蘆庵-京の歌人との交流-」(定員60名、要申込、聴講無料)
申込:メール(info@raisanyou.com)か電話(082-542-7022)でお申し込みください。