【主な職務内容】
問題を抱える子どもを中心に、幅広い年代の心の健康を支えています。
【主な勤務先】
こども家庭センター、総合精神保健福祉センター、広島学園等
※配属先の組織名・職名はインタビュー当時の名称です。
健康福祉局 東部こども家庭センター相談援助第二課(令和6年3月時点)
主任 槙原 祥子
【配属歴】
平成28年4月~ 東部こども家庭センター一時保護課 主事
平成30年4月~ 東部こども家庭センター判定指導課 主事
令和3年4月~ 東部こども家庭センター相談援助第一課初期対応係 主任
令和5年4月~ 東部こども家庭センター相談援助第二課初期対応係 主任
児童虐待の調査や対応、支援が主な業務です。児童虐待通告を受け、子どもや保護者から話を聞いたり、場合によっては子どもの一時保護も担当します。ざっくり言えば、子どもが安心・安全に生活できる方法や、子育てに悩む保護者を助ける方法を子どもや家族と一緒に考える仕事です。子どもや家族だけでなく、市町の職員や学校などの先生、病院や警察など関係機関とのやりとりも多く、とにかく人と直接関わることの多い業務です。
他の心理職に比べ、カウンセリングや心理検査だけでない様々な現場や業務に携わり、時には深く、長く子どもや家族と関われる仕事です。面接技術やアセスメント、ペアレンティングやトラウマケアなど研修を受ける機会もかなり多く、専攻に関係なくスキルを身につけ、自分の強みを生かして働けます。児童相談所というとハードなイメージをもっていましたが、周りの助けを得やすく、立場に関係なく自分の意見も言いやすいので、一人で悩まず前向きに取り組めています。意外と休暇が取りやすいのも魅力の一つです。
健康福祉局 西部こども家庭センター 相談援助第一課(令和5年6月時点)
主事 畝 なつ実
【配属歴】
令和3年4月~ 西部こども家庭センター相談援助第一課 主事
児童心理司として、相談対応や、一時保護になった子ども、その保護者への支援を行ったりしています。子どもたちにはアセスメントや面接、心理教育などを行っています。保護者の方とは、子どもとの絆をより深めていく方法を考える面接や練習などに一緒に取り組んでいます。
また、知的障害のある方が福祉サービスなどを受けやすくするための療育手帳に関する業務も担当しています。
面接や心理教育などに一緒に取り組んでいく方々は、虐待や対人トラブルなど、様々な傷つきを重ねてきていることが多いです。中には、傷つきを不適切な行動によって解決しようとせざるを得なかったという人もいます。面接や心理教育などを重ねていく中で、今まで目を向けられなかった自分の気持ちを感じることができた、困った状況下に適切な行動で対処できたなど、素敵な変化が訪れることがあります。そのような変化を面接の中で感じたり、本人や保護者などに教えてもらえたりすると、とても嬉しい気持ちになり、やりがいを感じます。
健康福祉局 東部こども家庭センター 相談援助第一課(令和4年3月時点)
主任 竹田 景子
【配属歴】
平成23年4月~ 北部こども家庭センター判定指導課 主事
平成26年4月~ 東部こども家庭センター判定指導課 主事
平成31年4月~ 東部こども家庭センター判定指導課 主任
令和2年4月~ 東部こども家庭センター相談援助第一課 主任
児童心理司として、相談に来られたり、一時保護となったりした子どもに面接、アセスメント、心理療法などの支援を行っています。また、保護者の方にもカウンセリングやペアレントトレーニングをしています。知的障害のある方の福祉サービスや生活の相談にも対応しています。
虐待を受け、傷ついた状態で来た子ども達が、何度も話をしていく中で、少しずつ自分の思いが言葉や行動で表現できるようになっていくことがあります。その姿を見られることがとても嬉しく、子ども達の力強さにこちらも元気をもらっています。
また、保護者の方にペアレントトレーニングなどをすることで、保護者の方の不安が軽減したり、子どもとの関係が良くなったりする過程に関わることができると、やりがいを感じます。
近年では性被加害や自傷等を主訴とする子どもが増え、対応が難しいと感じることが多く、悩みは尽きませんが、周りの先輩方に話を聞いていただいたり、助言をしていただいたりできるので、前向きに仕事に取り組むことが出来ています。