大砂利海岸は総勢18名による調査となりました。
昨年度とは異なる調査方法に。
幅5メートルの測線となるよう,潮上帯から潮下帯に向けて,ロープを張りました。2人一組で調査するので,真ん中にもう一本ロープを張って,一人2.5メートルを担当しました。予めロープに長さの目印を付けておいたので,簡単に調査範囲を示すことができました。
岩礁が沢山あるので,指標生物を数えるのは大変ですが,予め調査対象生物を下敷きにリストアップしていたので,比較的スムーズに調査ができました。
大砂利海岸では,調査対象生物25種のうち,ムラサキインコガイ,イワヒゲ,タテジマフジツボ,コアマモ,アマモ,タマシキゴカイ,スナガニ,ハクセンシオマネキを除く17種を確認しました。
各測線における,調査対象生物の分布状況をまとめました。
動物では,ケガキが測線Cおよび測線Dでわずかに見られました。
潮間帯下部では,オオヘビガイが多く見られた。シロスジフジツボは,潮間帯上部から下部にいたるまで,多く分布していた。
海藻類では,きれいな海の指標生物とされるイロロが全測線で見られたが,一方でよごれた海の指標生物とされるツノマタも確認されました。
イワフジツボ,カラマツガイ,クログチ,アマガイ,アラレタマキビガイ,タマキビガイ,カリガネエガイ,スガイ,イシダタミガイ,ケハダヒザラガイ,ナミマガシワガイ,クボガイ,コベルトフネガイ,ヨメガカサガイ,クマノコガイ(コシダカガンガラガイ,イワガキ)
イソガニ,ヒライソガニ
(アカテガニ,カクベンケイガニ)
アオサの仲間,アオノリの仲間,ミル,マクサ,ツノマタの仲間,ソゾの仲間,ネバリモ,(フクロノリ,カゴメノリ,カヤモノリ,ヒメテングサ,フクロフノリ,カイノリ,シキンノリ,カギイバラノリ)
タテジマイソギンチャク,シロボヤ,ミドリイソギンチャク,ヨロイイソギンチャク,,カンザシゴカイの仲間,ウミウシ,アメフラシ及び卵塊,ダイダイイソカイメン,(フナムシ,ヤッコカンザシ)
※カッコ内は,測線以外で視認した生物である。
調査地点 | 廿日市市宮島町 大砂利海岸 |
調査日時 | 平成20年6月22日(日曜日) 15時00分から18時00分 |
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指標生物名 | 点数 | チェック | 指標生物名 | 点数 | チェック | ||||
今回 | 1年前 | 今回 | 1年前 | ||||||
ケガキ | 20 | ○ | × | ヒジキ | 10 | ○ | ○ | ||
アオガイ | 19 | ○ | × | オオヘビガイ | 9 | ○ | ○ | ||
ムラサキインコガイ | 18 | × | × | イボニシ | 8 | ○ | ○ | ||
イロロ | 17 | ○ | × | ヒザラガイ | 7 | ○ | ○ | ||
イワヒゲ | 16 | × | × | アナアオサ | 6 | ○ | ○ | ||
クロフジツボ | 15 | ○ | ○ | マガキ | 5 | ○ | ○ | ||
カメノテ | 14 | ○ | ○ | ムラサキイガイ | 4 | ○ | ○ | ||
イシゲ | 13 | ○ | ○ | シロスジフジツボ | 3 | ○ | ○ | ||
マツバガイ | 12 | ○ | ○ | ツノマタ(褐色タイプ) | 2 | × | × | ||
ウミトラノオ | 11 | ○ | ○ | タテジマフジツボ | 1 | × | × | ||
チェック欄の○印の数(N) | 17 | 13 | <評価> 1 きれいな海(76点から100点) 2 少しよごれた海(51点から75点) 3 よごれた海(26点から50点) 4 大変よごれた海(0点から25点) |
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○印の点数の合計(T) | 175 | 117 | |||||||
平均点(T÷N) | 10.3 | 9.0 | |||||||
評価点(平均点×8) | 82.4 | 72.0 | |||||||
評価 | 1 | 2 |
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