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酸性雨の状況について

印刷用ページを表示する掲載日2024年1月16日

 酸性雨は,硫黄酸化物や窒素酸化物が,雨などに溶け込んで通常より強い酸性を示す現象であり,生態系や建造物への悪影響が問題となります。全国調査の結果では,国外(中国大陸)からの影響も指摘されています。本県のpH(年平均値)は,ほぼ横ばいで推移していますが,全国と同様にpH4から5の降雨が観測されています。
酸性雨

 降雨pH値 

降雨pH(年平均値)
区分 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3 R4

広島市

4.7

 4.4

 4.7

 4.6

 4.5

 4.7

 4.6

 4.7

4.9

5.0

呉市

 4.8

 4.6

 4.7

 5.0

 5.0

 5.1

 4.7

 4.0

4.9

4.8

福山市

 5.1

5.6

 5.0

 5.1

 5.0

 5.2

4.8

 5.3

三次市

5.2

5.0

5.0

 5.1

 5.1

5.3

5.3

5.9

5.5

5.3

全国平均

4.78

 4.78

4.83

4.90

 4.88

 4.93

 4.93

 5.01

5.07

 

全国平均の数値は,環境省モニタリング調査の全国平均値

pHとは、酸性かアルカリ性かの程度を0から14までの数値で表したもので、水素イオン濃度を表す単位。7が中性、数が小さいほど酸性が強く、数が大きいほどアルカリ性が強いことを示す。何も溶けていない水のpHは7.0で中性であるが、大気中の二酸化炭素が十分溶け込んだ場合のpHが5.6であるため、酸性雨はpH5.6以下となる。

 

  自動雨水採水器の写真(写真) 

 自動雨水採水器の写真

 酸性雨のメカニズム(EICネット)

  

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