県は、清涼飲料業界の業界団体である一般社団法人全国清涼飲料連合会(会長:松尾嘉朗、以下「全清飲」)及び飲料メーカーと連携し、
を実施しました。
新機能リサイクルボックスの特徴 |
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異物混入を防ぐことにより空き容量が確保され,周辺への飲料空容器の散乱防止対策に有効的な構造。
◆投入口が見えにくい角度・高さに設計し、カップ等の入りにくい口径で異物を抑止。 ◆「ゴミ箱感」を払拭する業界統一カラー。SDGs11「住み続けられるまちづくりを」のオレンジ。 ◆異物抑止を意識させる投入口脇の特大啓発スペース。 |
県は、昨年度、全清飲及び飲料メーカーと連携し、従来型のRBと新機能RBとの比較による組成分析及び周辺への散乱状況等の把握を行い、新機能RBの導入が、異物率の低減(異物率42%→25%)及び周辺への散乱防止に効果があることが分かりました。
このため、昨年度の取組をさらに深化させ、より効果的な海洋プラスチックごみの流出防止対策を検証するため、「第2弾」プロジェクトとして本事業を行いました。
(1) ナッジ理論を活用したポイ捨て防止対策等の効果検証
●実施時期:令和4年11月14日(月)~12月12日(月)(1か月間)
・前期(11/14~11/27):既存リサイクルボックスでの観察
・後期(11/28~12/12):新機能リサイクルボックス+一部ナッジ仕様での効果検証
●実施場所:広島市内の海岸付近、河川等付近の散乱が予測される
自動販売機設置ロケーション 19箇所(ナッジはうち6箇所)
●実施内容:既存の自動販売機横リサイクルボックスと新機能リサイクルボックス設置後における定点観測を行う。加えて、ナッジシールの有無の変化を観察
※定点観測の内容:当該自販機周辺の状況やリサイクルボックスの堆積状況を撮影、確認
【ナッジパターン】
(2) ホットスポット等への集中対策としての自販機横新機能リサイクルボックスの量的・面的拡大
●実施時期:令和4年12月以降~令和5年2月末まで
●実施場所:広島市内を中心とする自動販売機設置ロケーション200台程度を設置
●海岸、河川付近の「ホットスポット」等に設置してある自動販売機横のリサイクルボックスを、新機能リサイクルボックスに交換した事で、散乱状況が改善されたことから、海洋流出リスクの低減効果に有効的であったと推測される。
●「ナッジシール付き」のボックスに関しては、より散乱状況が改善されたことから、ナッジシールを見て正しく排出したことが考えられる。
また、「ウォーム・グロー(社会的選好)」のナッジに関しては、散乱状況が特に改善されたことから、効果が大きかったものと推測される。
●新機能リサイクルボックスの量的・面的拡大に関しては、ボックスの導入が広島市内を中心に進み、消費者の認知度向上とともに、散乱防止効果の量的・面的拡大が順調に図られた。
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