愛鳥週間ポスターの募集は、5月10日から16日までの愛鳥週間に合わせ、児童・生徒がポスターの作成を通じて、野生鳥類についての保護思想を高めることを目的に、毎年開催しています。
今回も「小学生の部」「中学生の部」「高校生の部」に分けて、令和6年8月から9月上旬までの期間、県内の学校から募集を行いました。
本年度は、小学生14点、中学生74点、高校生51点、特別支援学級生18点 応募総数157点 でした。
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東広島市立河内小学校 5年 林(はやし) 拓磨(たくま) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) 〇画面右半分にサギの立つ凛々しい姿を配し、遠景の海の中に立つ厳島神社の朱色の鳥居との対比が美しい。海の色や山の色にも変化をつけ、画面の広がりを感じさせている。全体的に清々しい感じを与える作品になっている。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○鳥居に象徴される宮島は全国に知られた景観地。アオサギと鳥居の組み合わせは最高。干潮になり遠浅の海で小魚を捕獲できるようになるまで辛抱強く待つ姿が伝わってきます。 |
広島大学附属三原中学校 3年 岡田(おかだ)悠利(ゆうり) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○秋の夕暮れ時、稲穂を啄むスズメの姿を生き生きと表現できている。スズメの羽毛や羽ばたく姿の精緻な表現はもちろん、稲穂の一粒一粒にも心を込めて描き、葉にとまるトンボ、中景の汽車や遠景の山々のグラデーションなど鑑賞者を最後まで飽きさせない画面構成は特筆すべきものがあり、作者の作品に込めた気持ちが伝わってくる。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○稲穂をくわえるスズメから、かつて見られた日本の原風景が伝わってきます。沈みかける夕日が手前の赤とんぼや遠くの汽車と電線に止まるカラス、すべてを包み込んでいます。 |
広島県立松永高等学校 3年 中山(なかやま) 直人(なおと) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○画面からはみ出すくらい迫力のある獲物を捕らえた後のミサゴの鋭い眼差しと力強く羽ばたく姿に圧倒される。ミサゴの羽毛や羽まで細かく描くことにより自然界で生きることの熾烈さを感じ、画面下側の海の表面の表現と上側の岬と海の表現の差により、空を飛ぶミサゴの姿がクローズアップされている。作者の画面構成の巧みさを感じる作品である。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○ミサゴの生態と形体が巧みに描かれています。両翼の間の遠くに見える陸から海面の魚に狙いをつけ、上空から一気にダイブし、しぶきの中で魚をつかんだ一瞬が目に浮かびます。 |
【特別賞((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)6点】
◆呉市立 吉浦 小学校 2年 曲渕 ふみ
◆如水館 中学校 3年 梶谷 菜子
◆広島大学附属 三原 中学校 3年 西村 ͡采夏
◆広島県立 三次 中学校 3年 岩倉 伊吹
◆広島県立 熊野 高等学校 2年 平野 愛美
◆如水館 高等学校 3年 佐竹 南穂
【入選(広島県教育委員会賞)7点】
【佳作(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)29点】
※特選作品3点・特別賞6点の合計9点を(公財)日本鳥類保護連盟が主催する、令和7年度愛鳥週間用ポスター原画募集(全国審査会)に出品しました。
令和6年9月13日に広島県庁内で審査会を行いました。
【審査員】
公益財団法人 日本鳥類保護連盟広島県支部 漆谷 光名
広島県中学校教育研究会美術部会 橋本 忍
広島県環境県民局自然環境課 田中 英夫
現在調整中です。
※会場の都合により、すべての入賞作品を展示できない場合があります。
●主催者等
主催:広島県、共催:広島県教育委員会
後援:(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部
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